珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

ポテトサラダの話

2019-09-02 | 趣味の話
私の料理はぶっつけ本番だった。

どういうことかというと、つまり私は実家にいた時に、料理上手の母親に料理を習ったとか、小さい時から台所に立って「お手伝い」したとかという経験が
皆無。

というのも、異常な男尊女卑の父親が、
料理というものは、
男より目下である女が、目下ゆえに男に奉仕するもの、というめちゃくちゃな偏見を言っていたからである。
ご飯をよそうのも「女が目下だから」 ( ̄  ̄メ)
偉い男は、そんなことは自分でしなくてよい。
料理は美味しく作って当たり前。
できないのは女に非ず。
褒めたり、ねぎらったり、感謝の言葉なんて聞いたこともない。

実際に、そんな男に支配されているような母親が、小学校の高学年くらいだったかな。
男の兄弟には一言も言わないのに、私にだけ「台所を手伝いなさい」と言った。

夕方から面白いアニメが再放送されていて、私も男兄弟も平等にテレビを見ているのに、私だけに、楽しく見ているテレビを中断させてでも「手伝いなさい」
なんで同じようにテレビを見ている兄には言わないの?
私は猛然と反発して、この家にいる限りは鍋にも釜にも指一本触れるまいと思った。

料理に興味がなかったわけではなくて、私は「そこでは」作りたくなかっただけ。

先日、母親と電話で話していた時、母親もそれは覚えていた。
「昔のことはすっかり忘れたけどそれは覚えている。だからお母ちゃんは、アンタにそれ以来何も教えなかったわよ」

 そんな劣悪な環境下にあった私も、舌の記憶と、丈夫な歯と、許容と多様性にあふれる胃袋と、食器に魅せられて読んだレシピ本にお刺激されて独学で料理を覚えた。

前置きが長くなったけど、そんな私でも、結婚してから褒められたのが何故かポテトサラダだった。
別に特別な思い入れがあったわけじゃないんだけどね。

たまたま入れた具材がきゅうりと、冷めても美味しいと袋に書いてあった、皮なしポークウンインナーだけだった。
私としては、玉葱とかキャベツとか卵とかカニカマとか、いろいろバリエーションを広げたいんだけど、夫は以来、それを断固許さない。
このシンプルな組み合わせがいいそうである。

私は料理にはリベラルなんだけどなあ。

ちなみに私のポテサラの好みは、男爵よりメイクイーン。
この方がクリーミーに仕上がる。
ジャガイモは塩茹でして、味付けは、マヨネーズとマスタードか和ガラシをちょっぴりと、胡椒だけ。
カーンタン。

ポテトサラダって、カレー同様、神経質にならなくていい自由な料理と思う。
だから好きなのかな。
お勧めの具材があれば教えてください。




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捨て台詞

2019-09-02 | 海辞典
すてぜりふ【捨て台詞】
① 立ち去るときに言い捨てて、返事を求めない言葉。軽蔑・脅迫の言葉をいう。
「 -を吐く」 「すごみをきかせた-を残して立ち去る」
 三省堂 大辞林 第三版

 
相手の言うことは聞きたくないし目を合わせては言いたくはないけど、自分が一方的に言うのは大好きな人が編み出した、作法、ライフスタイル、人としての振る舞い。
海辞典(版元不明)

以下「URANARU」より引用(ブルー文字)

捨て台詞を吐く人というのは実際にいます。
異性に告白して断られた時や、恋人にフラれてしまった時、喧嘩した時の去り際などシチュエーションはさまざまです。
本当は欲しくてたまらないものが手に入らないと悟った時、自分の気持ちの中であえてその対象の価値を下げ、自分には必要ないのだと言い聞かせることによって、悔しさや怒りを鎮めて自分の心を守ろうとしています。
みじめになりたくなくて負け惜しみを言うタイプの人です。


懸命に布教して「きっと私のいうことをわかってくれるわ」と思っていたのに、意外にも冷たくあしらわれた時、「しょせん、その程度の人」と心の中で慰めるのは、いやいやどうして奥ゆかしい。
びっくりするほどの捨て台詞を、明瞭に吐き捨てていく人はいるもんね( ̄▽ ̄;)
でも「自分の心を守ろうとした」のならば、それは理解できる。
是非、くじけずにこれからも、見た目より脆くて清らかな「ガラス細工の心」を守ってくだされ。

相手を傷つけたい・イラついた自分のうっぷんを晴らしたいという心理。
「どうしてもひとこと言わなきゃ気が済まない」という感情や、相手に傷つけられた分やり返したいという心理が働きます。
いわゆるストレス解消なので、自分が味わった以上のダメージを相手に与えてやりたいという人もいます。
そうしたダメージを与えることで、相手が自分より劣っていると思わせたり、優越感に浸ろうとしています。
いずれにせよ、人間的に未熟で心に余裕がない場合などになりやすいと言えます。


脳は、ダメージを与えたい「相手と自分を判別できない」ので、まともな人間なら、その狂おしい思いは自分のダメージにきまっせ。
ちなみに私は「くだらないものには影響されない教」を狂信している信者なので、まともじゃありません(笑)

自分の捨て台詞によって、相手の気持ちをコントロールしたいという人もいます。
例えば、恋人に対して不満がある時に「君にはガッカリだよ」などの捨て台詞を吐くと、慌てた相手が「わたしが悪かったから、そんなこと言わないで」となります。
自分が優位な立場を保って、相手を思いどおりにしようという魂胆です。
要するに駆け引きをするタイプです。
このタイプの人は、思いどおりにならないとすぐに不満を感じます。
その上で相手をコントロールする方向に持っていき、自分の意のままに動かそうとする傾向にあります。


こういう人はセールスマンとか、何かの勧誘に向いていますよね。
才能は無駄にせず、実益のあることに使えばすばらしいと思うわ~

最後くらいは綺麗に終わらせるのが大人というものであります。
自分の品格を下げないためにも、一つくらいは相手のいいところを褒めて終わらせるようにしましょう。


賛成ですv('▽^*)
全否定、白黒しかない人は難しいかもしれないけど、誰にでもいいところってあると思いますよ。
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