珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

或る事件

2019-09-12 | 日記
夫の職場の技術スタッフで、あろうことか女性タレントをスマホで盗撮していた男がいた。
女性自身がそれに気づいて事務所に通報し、男はそれを認めて解雇された。
こんなことは、この業界で長らく仕事をしている夫からも初めて聞く話である。

番組プロデューサーが女性方の事務所に詫びを入れて、何とか穏便に済ませたものの、困ったのは突然人員が足りなくなった現場である。
そこのポジションは誰でもいいというわけじゃなくて、簡単に代わりが見つからないのである。

上の方は番組のイメージが大事なんだろうか、
穏便に、騒ぎを大きくしないように必死で、不祥事は関係者のごく一部しか知らされなかった。
それをよいことに、当人は表立って多くに知られることも、責められることもなく、
夫をはじめ、身近なスタッフに謝罪の一言もないままさっさと去ってしまった。
「後任は探したけど見つかりませんでした」と無責任極まりないことだけを言って。
 
なんという責任のなさ!!
ちなみに50過ぎたオッサンである。
代わりを見つけるために夫は何十人にも連絡しているが、長期でしっかりやってくれる人はなかなか見つからない。
当人のしたことは責める気はないけど、周りに迷惑をかけて知らんふりというのが私にはわからない。

改めて、自由と責任は表裏一体と思う。
好き勝手というのは、それに伴うリスクを受ける覚悟がある人のみがやれることである。

それから組織とはこういうもの。
何かあると
穏便がいいのか隠蔽がいいがいいのか。
賛否ともがその正義に激しく主張し合うのを見ていると、それもわからなくなる昨今なんだけどね。

蛇足。
女性タレントの事務所の社長は「アレががった人」だった。
昨今、うっかりお付き合いするとタレント生命が絶たれてしまう界隈の方。
何か事件があると騒がれるけど、このギョーカイでは珍しいことではないと聞きますよ。
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