回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

八ヶ岳山麓~碓氷峠の眼鏡橋~横川・ノスタルジックな明るい旅②

2016-08-17 15:15:42 | 八ヶ岳

8月16日(火)晴れ

夜半に音を立てて雨が降っていたので天気が危ぶまれたけれど、窓から差し込む明るい朝の光!

嬉しくなって飛び起き、さっそく散歩☆

玄関前からの眺め。

果実の成るところはこの世のパラダイス。大好きな風景。

自宅で栽培している方には、もの珍しくもないのだろうけど、土があって花が咲いて実りがある、

ということはやはり豊かさのバロメーターだと思うのです。

美味しい食事をいただいて生まれて初めてトウモロコシをもいで、本日はあてどもなく小海線を北へ遡ろうじゃないか、という話になり、出発。

八千穂の町並みがちょっとおもしろいかも、とペンションのマスターのお薦めでまず八千穂駅まで走らせる。

とにかく今朝は真っ青な空!前日の曇り空では見えなかった赤岳もそれに連なる峰々もくっきり!!

国道141号線から旧道の県道2号に入って千曲川沿いをしばらく行くとこのような奇怪な岩山が現れ、

やがて八千穂の駅。

今回はなかなか小海線の車両に逢わず、残念でした。

駅から少し歩くと酒の資料館。

日本酒「井筒長」の醸造元、黒澤酒造のギャラリーもあり,そこで利き酒をしていい気分になりました(^^)v

この国道2号線は昔の街道の面影が残る道。ぶらぶら歩いてみました。

八千穂には途中に「秩父事件・本陣」と云うような建物もあったので、お店のお姉さんに聞いてみると、かの秩父事件の際、秩父からこの八千穂の集落まで逃げ延びてきた人々がここに宿を取ったのだとか・・、いやはや歩いてみないとわからないモノです。

さて、ここからなんと岩村田~佐久を越え大渋滞の軽井沢を抜け、最終目的の眼鏡橋まで行きます。

まるで中仙道歩きの逆をなぞっているような感じ、昨年祭りでにぎわっていた岩村田の商店街似は懐かしささえ感じます。

 

碓氷峠ってこんなに長っかったのね、と街道歩きのときは山ヒルに追いまくられて全然登った気もしなかったので改めてびっくり。

車で軽井沢から下るとけっこうな勾配です。

そして下っている間にチラチラと木の間に小さな軌道跡があり、眼鏡橋に到着。

これはすごいものでした。この上に横川からの旧信越線が走っていたわけです。

今は遊歩道になっているので回り込んで登ってみました。

回り込み階段の入り口にはこのような標識~(><)!!

 

おそるおそる登りましたが、すぐ上に着き、ラッキーなことに蛭さんには会わずに済んだ・・。

 

さあ!かつてはアプト式で電車がえっちらおっちら登ってくぐったトンネルに入ってみます。

 

ところが、これがなかなか向こうの出口に着かない。

殆ど真っ暗な中、途中で挫折する子どももいて、ちょっと肝試しみたいな感覚。

途中から洞門のように小さな風穴がいくつか空いているので、外光が入るけれど、明治の時代、よくこれだけのものを作ったものです。

第6遂道を出たところ。先にはまだまだ短いトンネルは続きます。

 

トンネルを出て橋梁から万歳するわたし。見えますかね(^^)?

                                          ↓

是非ここは世界遺産にでもしてほしいものだわ、と呟きつつ、どんどん下って坂本宿を過ぎ、

どこかで見たような旅館の前を通り

横川駅に到着。

もう14時になっていたのでお腹がぺこぺこ。

名物、峠の釜飯を心ゆくまで味わいました。

関越を使って18時半に帰宅。多少の渋滞はあったけれど楽しい実り多い旅でした。

 


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kincyan)
2016-08-24 07:44:47
牛さんの 人形、 懐かしいな、2〜3年前狂ったように自転車のために八ヶ岳へ通っていた時期があります。後日家人を連れて清里巡りをして、軽井沢のほうに小海線でおりましたが、彼女は気に入ったようです。しかしまあ、自動車の方が即応力がありますね。電車だと時刻表に縛られてしまいます。
返信する
kincyanへ (やまびこ)
2016-08-24 21:29:36
八ヶ岳山麓は明るくて爽やかで野菜も乳製品も豊富で女性には根強い人気ですね。わたしも高校の時に行ったのを皮切りにもう7回目くらい☆
小海線、もう少し本数を増やすと便利なのにね。
牛さんの人形は牧草のロールかな。けっこう遠目からも目立ちます(^^)
返信する

コメントを投稿