山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

兜明神岳(冬眠明け)

2022-04-25 11:17:22 | 旅行

 冬眠から目覚めた山歩きは24日に兜明神岳(かぶとみょうじんだけ 1005m)に登るために、登山口の一つである区界(くざかい)ウオーキングセンターに向かいました。

 位置図の左下に位置する自宅から右上に赤の線で囲んであるそこまで約38km小一時間で到着しました。

 

 管理人さんにクマの出没について聞いたところ、「ここのクマは慣れているので心配ないが、目撃情報があるので注意するように」とのことで、「慣れている」とはクマよけの鈴を聞けば逃げることに慣れているという意味でした。

 区界ウオーキングセンター

赤いが スタート地点です。

 9時44分にミズナラなどに囲まれた緩やかな登山道をクマ避けの鈴とラジオを鳴らしながら歩き始めました。

 パンフレットには「砂利を敷いた急斜面の道が続き、雨の日は滑りやすいため注意が必要です」とありますが、

急斜面とは大袈裟かな。

 花は咲き始めで登山口付近に集中していました。

キクザキイチゲ

カタクリ

ネコノメソウ

 40分ほど歩いてかぶと広場に到着しました。

 山頂までは10分くらいですが、とんでもない急斜面が待っています。

 登りと下りが一方通行です。

 岩の割れ目にミヤマスミレが咲いていました。

 この先は両手両足を使って慎重に登ります。

 一息ついて眺めれば岩手山がきれいでした。

 山頂には標柱など建っておらず小さな祠があるだけです。

 立ち上がることのできない山頂で、急斜面に張り付いて撮影しました。

北西に岩手山(2038m)

岩手山の南に秋田駒ケ岳(1637m)

 その南には和賀岳、焼石岳、栗駒山と1500m級の山並みが見えましたが、鮮明な写真を撮ることが出来ませんでした。

南東には早池峰山(1917m)

 展望は申し分ないのですが居心地がよろしくないので5分ほどで下山することにしました。

 山頂を振り返ります。

 怖いです。

 一休みします。

 急斜面を無事下りました。

一方通行を下りました。

小腹が減ったのでかぶと広場で早めの昼食を取って岩神山(1103m)を目指しました。

10分ほど歩いた時、動く黒いものを発見、クマでした。

 100m位離れていたので気持ちに余裕がありましたが、こちらに来なければいいなと思いながら、管理人さんから聞いた「慣れ」を思い出し、クマ避けの鈴を強く振って大きな音を響かせたら驚いた様子で、すたこらさっさと逃げて行きました。

 クマが向かったのは目指す岩神山の方向なので、三十六計逃げるに如かず 登山口に向かいました。

 岩登りで肝を冷やしクマとの遭遇で肝を潰した3時間足らずの山歩き、帰宅してから無事でよかったと振り返っています。

 今回この山に登ったのは、小学5年生の孫が林間学校で登ると聞いた祖母が行ってみたいと言うので、2013年に登ったことがある祖父が案内したという次第です。

 

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