4月から月曜日も休載となったため、火曜日と水曜日は前週の木曜日以降の投句に入選の可能性がありますので、基になった記事を探すのに時間がかかりましたが、燈台下暗し18日(月)に投句したものと分かりました。
2月に89歳で死去した元東京都知事で作家の石原慎太郎さんの海上散骨式が17日、神奈川県葉山町の名島沖で行われたことは、テレビでも紹介されていましたが「骨の一部は愛した湘南の海に戻してくれ」という遺言によって執り行われたそうです。
五七五の十七音には収まり切れない大きな存在でしたので、一緒に投句した二つの句も紹介します。
・散骨式暴走せぬか見守られ
・湘南の海に遺言迎えられ
上五には収まらない「太陽の季節」がいいですね。枠をはみ出すのも慎太郎さんらしさでしょうか。
散骨された場所は葉山の海と聞いています。近くに会社の研修施設があり何度も訪れたところです。
湘南の海は小生が育った北陸の海とは違う明るい海です。慎太郎さんには湘南の海が似合いました。
山歩きさんは慎太郎さんが亡くなった時には、入選句がなかったように思います。
今回の句が、その代わり以上の役割を果たしたのではないでしょうか。
私も「骨の一部は愛した湘南の海に戻してくれ」の遺言に従い、下五を「還る人」にしました。
shuさん御自身も川柳や俳句を詠まれたら如何かなといつも思っていますが、山、花、鳥、テニスなど、多趣味でいらっしゃるので時間が無さそうですね。
石原慎太郎氏が亡くなった時は、次の3句を投句しましたがボツでした。
政界と文壇で異彩巨星墜つ
太陽の季節を生きたタカ昇天
ギラギラと異彩放った偉才逝く
記事中の「異彩」の2文字に引かれたようです。
因みに入選句は
出ずっぱりだった太陽の季節過ぎ
でした。
私は湘南の海を見たことありませんが、加山雄三、ワイルドワンズ、サザンオールスターズなどから「明」、北陸の海と言えば松本清張のゼロの焦点から「暗」とイメージが対照的ですね。
しかしながら、私が東尋坊を訪れた時は青空に紺碧の海、明るい北陸の海でした。