新型コロナウイルス禍を受けた経済対策が決定されたことを詠んだ句ですが、20日(土)に投句したものなので諦めていたところ、何と「秀逸」のご褒美付きで今日掲載されました。
岸田首相が掲げる「分配政策」を柱に据え、子育て世帯や所得が低い家庭などを幅広く支援するもので、事業規模は78兆9千億円に上り財源の不足分は新たな借金に頼る。
これは20日の記事の一部ですが、前日の決定される見込みとの記事に「大風呂敷」を閃かせた、次のような件がありました。
過去最大の財政支出55兆7千億円に給付金や巨額基金などを盛り込み、規模を大きく見せることを優先。経済を押し上げる効果は限定的になるとの厳しい見方もある。
財源不足は大風呂敷をかぶせて隠す、大風呂敷の下に敷いて踏み越える、そんなイメージです。
秀逸のご獲得、誠におめでとうございます。
スケールの大きな句だと思いました。
そのくらい大きいかというと、78兆9千億円ですから、想像がつかない規模です。
こんなに大きいと、かえって不安がなくなるのは不思議なことです。
庶民としては、造幣局でお金を刷るしか対処する手段はないと思います。ついでに国債も刷るのでしょうか。
この先、印刷機が忙しくなりそうですね。
水沢藩(奥州市水沢区)出身で、満鉄総裁、東京市長などを歴任した後藤新平が「大風呂敷」と呼ばれていましたので、岩手県民には馴染みのある言葉を直ぐに引っ張り出しました。
関東大震災復興の際など壮大な構想をたびたび提唱したため、そのように呼ばれたそうですが、後年は高い評価を得ているようです。
以前にも紹介したと思いますが、水沢からは斎藤実(2.26事件)高野長英(蛮社の獄)などの逸材が出ており、最近では小沢一郎、大谷翔平の出身地として知られ、スケールの大きな人物の出どころと言えそうです。
私は水沢の隣の村(母の実家)で生まれ、間もなく移動しましたので、スケールはだいぶ小さいです(笑)
造幣局から天下の回りものが沢山回ってこれば嬉しいです。