10月31日に投票、即日開票された第49回衆院選の結果は周知のとおりで、自民党、立憲民主党、共産党が議席を減らしたのに対し、日本維新の会は大幅に議席を増やしました。
与野党の大物が落選したり辛うじて比例で復活当選する中、小選挙区で敗れ比例で復活当選した自民党の甘利明幹事長は幹事長を辞任する意向を発表しました。
甘利氏は9月の党総裁選挙で岸田氏の支援を表明し、選対幹部として勝利に貢献し幹事長に就任していましたが、自身の選挙対策は甘かったし、金銭授受問題に対する有権者の目は甘くなかったです。
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総選挙の結果を受けて、早速得意分野での入選、誠にお見事でございました。
今回の総選挙で、自民・公明の連立与党が必ずしも有権者から支持されたとは、私は思っていません。
むしろ、連立与党に代わる受け皿として、立憲・共産では不安だったということではないでしょうか。
それを裏付けるものとして、投票率の低さがあります。
また、大阪を中心に、維新が大きく票を伸ばしました。
これも吉村知事の人気だけではなく、連立与党、野党共闘がともに支持されなかったからだと思います。
一方、甘利氏が小選挙区で落ちたのは、金銭授受問題での説明責任が十分に果たせていなかったことが大きいと思います。
松本元大臣の落選や、桜田元大臣、金田元大臣、平井前大臣の小選挙区での敗退も、同様に有権者はしっかり見ていました。
選挙の時だけいい顔をしていても、有権者は騙されません。
甲の緒を緩めるのは、自宅に帰ってからにしてほしいものです。
選挙結果に対する総括は全くその通りですね、モリカケ問題、桜を見る会問題、隠蔽改ざん、世論調査をすれば怪しからんの声が圧倒的なのに、議席数に反映されませんでした。
得票数では議席数ほどの差がないそうで、今の選挙制度がなせる業とのこと、比例でも大差がつきました。
投票に行っても変わらないだろう、野党に投票して変に変わるより今のままでいいや、こんな声をテレビで聞きました。
今日の紙面で政党別の支持率が載っており、日本維新の会が立憲民主党を抜いて2位になりましたが、大阪を中心とするこの動きはよく分かりません。
立憲民主党の枝野代表の後任がどうなるのか、このままでは無党派層の一員になってしまいそうです。
「かぶと」は「兜」で投句しましたが平仮名になりましたが、「甲」と「冑」もありますね。