新型コロナウイルスの影響で自粛していた山歩き、今年の山初めにと登った鞍掛山は標高897.1m、歩行距離6.5㎞、累積標高差+380m-380mであり、初心者でも楽に登られます。
見出しの山は目の前にそびえる岩手山(2038.2m)で、鞍掛山は岩手山の格好の展望台なのです。
登山口にはキャンプ場の利用についての掲示、県外からの方にご遠慮願っています。
松林の中を進みます。
マイヅルソウ、エンレイソウ、ナルコユリ、チゴユリなどを見ながら、緩やかな登山道を進みます。
マイヅルソウ
エンレイソウ
ナルコユリ
チゴユリ
歩きにくいところも整備が行き届いています。
ここを辛抱すればすぐに平坦になります。
展望が得られる場所で小休止、レンゲツツジが咲いています。
薄っすらと早池峰山が見えます。
少し歩くと急降下して沢を渡り急登しますが、距離が短いので苦になりません。
登り切れば、カタくリひロバ、このカタカナとひらがなの混合は何でしょう?
勿論早春の花なので見られません。
少し歩いたら大きな木が立っており、『くらかけ大ブなばあば』のプレート、今度は漢字も混じりました。
やや勾配がきつくなりましたが良く整備されています。
ヤマツツジのつぼみが目立つようになり、開花している花もありました。
レンゲツツジとは葉の様子が違います。
数は少ないですがシラネアオイも咲いています。
ツクバネソウも目立たないですが咲いています。
山頂直下の階段、この山最大の難所、といっても短いので疲れる前に登りきります。
少し歩いて視界が開けたと思ったら山頂、こんなに近かったかなと思うほど楽でした。
10時15分では昼食には早すぎるのですが、小腹が減ったのでおやつにとパンを食べました。
深田久弥氏が好きだったという『あんぱん』昔ながらの『あんぱん』は見つけかねて、このようなものを持参しましたが、ドーナツ粒あんは持ち帰りました。
10時44分、別のルートを下山開始。
直ぐに急降下が始まりますが、滑ることもなく歩き易かったです。
急降下を振り返ります。
10分ほど我慢すれば、驚くような、ほぼ平坦な場所を歩くようになります。
こんなに緩やかで、登山口にたどり着けるのかと不安になります。
花も少なく、展望も得られず、つまらないですが日差しが遮られるので暑い時は良いと思います。
そんな中で見つけたのがキタマムシグサ。
登るときのコースに合流です、右のほうに登って、左の方から下りてきました。
11時57分、無事に登山口に到着しましたが、バッテリーが切れたため写真はありません。
話しかけられたり、話しかける時着けようとマスクを持参しましたが、その機会はありませんでした。
広くない山頂は込み合う時は三密に近い状態となりますが、30分ほどの滞在時間で最大10名ほどの方々と一緒でしたし、登山道ですれ違う時でも適度な距離を保ちつつ『こんにちは』を交わしあいました。
何回か登った鞍掛山をトレーニングのつもりで覚悟して歩きましたが、これまでで一番楽に歩くことが出来たのは、冬の間断捨離のために行った階段の昇り降りや、物置までの反復歩行がトレーニングになったと思います。
これで次への思いが強くなりましたので、健康を維持しつつ楽しみたいと思います。