北朝鮮に拉致された横田めぐみさんのお父さんが、老衰のため87歳でお亡くなりになられました、謹んでお悔みを申し上げます
まな娘のめぐみさんを取り戻すための活動に、その人生の半分を捧げましたが残念ながら再会を果たすことが叶いませんでした。
ご本人、ご遺族の心中を察するに余りありますが、テレビで拝見するお父さんのお顔とお声はいつも穏やかだったことが印象深いです。
めぐみさんの帰国に向けて「全力を尽くしてきたが、実現できなかったことは断腸の思いだ。本当に申し訳ない」と述べたうえで、拉致問題を巡り『あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動しなければならない』と安倍首相は決意を語りましたので、今後の行動を見守りたいと思います。
さて、平成30年まで来ました、先ずは秀逸の3句です。
・坑道を埋めても埋まらぬ深い溝
記録には「米朝首脳会談に向け、北朝鮮は非核化への動きを示すため、実験場の坑道などを爆破しましたが、トランプ大統領は日取りと場所まで決めた会談を中止すると通告しました。」とあります。
38度線を越えて握手を交わしたトランプ大統領と金正恩委員長の姿が印象的ですが、米朝間はいがみ合ったと思えば蜜月状態になったりと、変化が激しくて良く分かりません。
・国会はリゾート気分で涼し顔
記録には『猛暑の西日本豪雨被災地では、熱中症で倒れる方が相次いでいる一方で、国会ではカジノを含む統合型リゾート施設整備法案をめぐって与野党の攻防が続きます。 被災地に対し国交大臣は「国交省で万全の態勢で対応している」と涼しい顔で宣うた』とあります。
カジノも現政権の目玉、何が何でもやる、という姿勢でしたが、最近はコロナ渦に巻き込まれたのか話題になりません、水面下で粛々と進んでいるのか渦の底は見えません。
・大学の心に当てる聴診器
記録には「東京医科大学で発覚した女子や多浪生への入試差別が、複数の大学でも行われた疑惑が浮上し文部科学省は調査の強化を決定しました。八十の大学はこれまで不正はないとしていただけに、その心を聞くための聴診器が必要になります」とあります。
忘れかけておりましたが、本県唯一の医学部を有する岩手医科大学も含まれていたような気がします、大学の名誉にかかわる事なので確認したところ、そうでした。
以上三句は記録が残っていなければ、何を詠んだものか分かりません、そのような句がスクラップ帖に山ほどあります。
次は、平成30年の代表句(自薦)です。
・緊張感欠いたボタンで緊張し
記録には「ハワイで、弾道ミサイルが迫っているとして、避難を呼び掛けるメッセージがスマートフォンなどに発信され、テレビ画面にも緊急警報が流れました。これらは誤報でしたが、当局の職員が誤って警報ボタンを押したのが原因」とあります。
緊張を2回使ったことで入選することが出来たと、悦に入って代表句としたものですが、このような作りの句は他にもあるはずで、このようなことを常に考えている証拠です。
2017年(平成29年)9月6日から入選句をブログに載せておりますので、これまでの振り返りが追いつきましたが、次回も続けます。