S2000奮闘記

スポーツカー偏愛録。
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Book / 徳川家康 1、2

2011年06月22日 | 雑記
主人公の徳川家康の生母、於大の方の縁談から、家康逝去までの70余年が描かれている。完成のために使用した原稿用紙は17,400枚に上る。ギネスブックにおいては、ジュール・ロマン著「善意の人々」(1932年-1946年出版 全27巻)と並び、「世界最長の小説」として記録されている。山岡は第二次世界大戦中、従軍作家として多くの特攻隊員を取材した経験があった。その際に触れた日本の存続や世界平和への祈りを胸に秘めて散っていった彼らの思いを、徳川家康の欲した「泰平」に重ね合わせて描こうとした。山岡は連載を終えた後書きを、自邸内に設けた特攻隊員を祀る「空中観音」小堂で書き記している。連載当初は、新興の織田家と超大国である今川家にはさまれ、独立もままならない松平家の苦難と発展を、当時の日本の姿に重ね合わせる読者も多かったという。また、明治以降の一般的家康イメージから大きくかけ離れた「戦のない世を作ろうと真摯に努力する家康」「なんとか大坂の陣を回避し豊臣秀頼を助命しようとする家康」「皇室尊崇の念の篤い家康」は、「狸親父家康」のイメージを改善するのに大きく貢献した。後にはビジネス本としても評判となり、経営者虎の巻のような扱われかたもした。ジャイアント馬場や落合博満、横山光輝など、各界の著名人も愛読したという。韓国では「大望」という題名で出版され、ベストセラーとなった他、中国でも2007年秋の刊行以来、全13巻計200万部を売るベストセラーになっており、高い評価を得ている。(Wikipediaより)

著名な経済人、文化人、スポーツ選書まで幅広く、そして今もまだ読み続けられている大作。
そんな長篇小説をふとしたきっかけで手に取ってみた。
果たして読み終える事が出来るだろうか。
読み終えた後に待っているものは・・・。


「徳川家康1 出生乱離の巻」
あとがきより。
戦いのない世界を作るためにはまず文明が改められなくてはならず、文明が改められるには、その背骨となるべき哲学の誕生がなければならない。新しい哲学によって人間革命がなしとげられその革命された人間によって社会や経済が、改められたときにはじめて原子科学は「平和」な次代の人類の文化財に変わってゆく ー そう夢想する作者が「徳川家康」に仮托して、人間革命の可能の限界を描こうとして気負っているというのがこの小説の裏の打明話である。

「徳川家康2 獅子の座の巻」
背表紙より。
六歳の竹千代は今川家へ人質として送られる途中、織田方の手中に落ちる。父宏忠が非業の死を遂げて岡崎の城は今川に明け渡され、竹千代は今川の手にある織田信広との人質交換で駿府へ送られる。斉藤道三の娘を娶った信長は暗愚をよそおい、四面楚歌のなかで、ひとり時機の到来を待っている・・・。

山岡荘八 著 / 講談社文庫

関ヶ原(下)

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