goo blog サービス終了のお知らせ 

はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

広島県向原の分水嶺を訪ねて

2017-08-17 20:06:29 | 分水嶺の旅
以前、木次線沿いの分水嶺を紹介したことがあります。(2015.5.6)そこは、広島県と島根県の県境を通っているので、分かりやすい分水嶺でした。ところが、今回訪れた分水嶺は、標高210mにある平地分水界と言われるところで、「ここが分水嶺?」と考えてしまうような場所でした。(低いところにある分水界は、兵庫県にある石生の「日本一低い分水嶺に」17.5.8でも紹介しました。)
訪れたところは、広島県安芸高田市にある向原というところです。今回も分水嶺巡りのバイブル「日本の分水嶺」(堀公俊著ヤマケイ文庫)が頼りです。しかし、「向原駅の線路脇にある」と書かれていた分水界標柱がなかなか見つかりません。
芸備線に沿ってずいぶん歩いてきました。芸備線の列車がやってきました。


そして、ずいぶんと探し回ってやっと見つけた「泣き別れ」の案内板です。


こんなところが分水嶺とは信じがたいですが‥。しかし、確かに川の流れが、この辺りを境に違う方向に流れていました。


芸備線の横に立つ「泣き別れ」の標柱です。


芸備線の右前に爪楊枝のように見えます。


分水嶺の話はこれでお終いなのですが、これではあまりにも面白くないので、もう少しつづけます。
翌日、広島に行く用事があったので列車から分水界標柱を見ることにしました。芸備線に乗ったのはJR甲立駅です。


階段を登らないといけないので年寄りや障害者には大変な駅の構造ですが、エレベーターをつけるわけにもいかないでしょう。(地方の多くの駅がこのような状況です。)


甲立駅は無人駅ではありませんが‥。切符は委託された方?が売っていました。


甲立駅に芸備線の快速「みよしライナー」が入ってきました。


そして、向原駅の手前で分水界標柱をゲットです。


久しぶりに列車にも乗りましたが、独特のディーゼル音がなんとも心地よかったです。
鉄道ファンとしては、芸備線の広島駅の車止めもゲットしておきました。


三江線を訪れたり、分水嶺を訪れたり、そして芸備線に乗ったりと、楽しいお盆を過ごしてきました。

※今年も広島カープの勢いは止まりません。広島出身の連れ合いさんは余裕で応援しています。京セラドームの対戦もタイガースはええとこなしです。ということで広島に完敗です。いや、乾杯です。