はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

上高地から焼岳をめざしましたが(後)

2017-08-08 19:11:11 | 山歩き
上高地バスターミナルから田代橋まで、ゆっくりと穂高の景色を楽しみながら歩いてきました。田代橋を渡って林道を800メートルほど歩きます。


やがて、焼岳登山口に到着です。地図で確認すると焼岳小屋までは2時間50分のコースタイムです。


森の中を、ゆるやかな道がつづきます。ずっとこんな道ならいいなと考えながら歩きます。


しかし、考えは甘かったようで、すぐにきつい道になりました。カメラをザックにしまって歩きました。これは帰りに撮ったのですが、こんなハシゴもありました。


たしか初心者向けの簡単コースと思っていたのですが、認識不足でした。


1時間半ほど歩いたでしょうか。突然視界が開けて、焼岳が目の前に現れました。しかし、頂上付近には雲がかかっています。


ところでこのコースですが、けっこう登って来る人が多いのにもびっくりしました。もっとマイナーなコースかと思っていたもので、これも認識不足でした。


同じような写真ばかりつづきますが。


頂上付近の雲は取れません。


なんとなく峠ぽい景色が目の前に現れました。


峠は近い感じです。しかし、心配していた足が、なんとなく攣りそうな雰囲気です。思っていた以上にきついコースでした。これが一番の認識不足でした。用心してアミノサプリを飲んだり、しっかり水も飲んでいたのですが。


振り返ると、大正池がはるか下の方です。


あまり期待はしていなかったのですが、やはり高山植物は少なかったです。


これは?


そして、登山口から3時間、ほぼコースタイム通りに小屋に到着しました。


あとは頂上をめざすだけなのですが、足が気になります。頂上までは1時間10分(往復で約2時間)ですが、下山のことも考え無理をしないでここまでにしました。そうと決まれば、ベンチでおにぎりを食べたり、68(痙攣に効く薬です。)を飲んだり、ジュースを飲んだりと、まったりとさせてもらいました。本当はビールが飲みたかったのですが‥。
実は、この焼岳小屋は2度目です。西穂山荘から雨の中を歩いて来て、中尾温泉に下りた時に寄りました。その時は、雨のために頂上へは登らずでした。焼岳の頂上には縁がないのでしょう。

下山をはじめると、雲が切れてやっと頂上が姿を現してくれました。


この日は、午後から雨の予報だったのですが、なんとか天気も持ってくれました。


途中、歩荷のお兄さんにも会いました。(写真を撮り忘れました。)あの小屋で売っていたジュース(450円)は、お兄さんたちが運んでいたのですか。
登って来る人もまだまだ絶えません。焼岳小屋か西穂山荘に泊まるのでしょうか。この日は土曜日ということもあって、二人で一つの布団だと聞いていました。
ハシゴが現れる前に写真を撮っておきました。目の前の山は六百山でしょうか。左下の赤い屋根は帝国ホテルです。頑張ってあそこまで下りましょう。


今回は、穂高岳どころか焼岳にも登頂できない登山になりましたが、それなりに満足のいく山行でした。しんどいけれど、やっぱり夏山は楽しいです。
この日は松本市内のホテルに泊まって、次の日はさっさと帰ってきました。そう、台風が思ったよりも早く近づいていたからです。

※訪問日 8月5日