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はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

東大寺の二月、三月、四月…

2016-02-05 17:30:58 | 寺社めぐり
先週の日曜日(2/1)に東大寺を訪れたお話です。東大寺には、もう数え切れないぐらい行ったと思うのですが、それでも、また行きたくなる魅力のあるところです。京都ほど混んでいないので、ゆっくりとできるのもいいのでしょう。(大仏殿は混んでますが…)

ところで、東大寺には二月堂や三月堂があるのはご存知でしょうか?四月堂もあるのですよ。ということは、五月堂や六月堂もと考えてしまいますが、残念ながらありません。もっとも二月堂や三月堂も正式な名称ではありませんが。

二月堂は、「お水取り」で有名なお堂です。関西では「お水取りが終わらないと、春が来ない」と言われるほどです。その「お水取り(修二会)」が旧暦の2月におこなわれることから二月堂と呼ばれるようになったそうです。正式な名称は「東大寺観音堂」です。
 (二月堂)

今年の「お水取り」は、3月12日・13日あたりがクライマックスのようです。私は行ったことがないので、一度写真を撮りに行きたいと思っているのですが、大変な混雑が予想されるのでやっぱり行かないでしょう。
 (二月堂舞台の上からの眺め)

そうそう我が芭蕉さんもここで有名な句を詠んでいます。 
「水取や 氷の僧の 沓の音」

二月堂からすぐのところに三月堂があります。三月堂の正式名称は「東大寺法華堂」です。東大寺の中でも最も古い建築物で、東大寺創建以前にあった金鐘寺の遺構とされています。
 (三月堂)

三月堂の目の前に四月堂があります。四月堂の正式名称は「東大寺三昧堂」です。地味なお堂で、すぐ隣のうどん屋さんの方が目立ってしまいます。
 (四月堂)

東大寺でも二月堂のあるあたりは「上院」とよばれる、静かで落ち着く場所です。東大寺から裏道?を上ってくれば、土塀と石畳の素敵な道が続いています。
 (二月堂へつづく道)

東大寺の三つのお堂は、その月に行がおこなわれるために、その月の名前でよばれているんですね。行は2、3、4月だけだったんでしょうか?やっぱり五月堂や六月堂があってもいいような気がするのですが…。