やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

志摩スペイン村へ

2017年05月07日 | 旅行

今年のゴールデンウィークは、「志摩スペイン村・パルケエスパーニャ」に行ってきました。

 

 

息子はテーマパークが苦手です。

小さい頃、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に連れて行って、乗り物に乗れない、音が苦手でパレードなども見たがらない、怖がって建物の中にも入りたがらない、という散々な状況だったので、年間パスポートを買ったにもかかわらず、利用することはありませんでした。

 

それが、なぜ「志摩スペイン村」なのかというと、息子達6年生の修学旅行の2日目、「志摩スペイン村」オンリーの日程になっていて、班で遊んだり昼食を食べたりすることになっているからです。

いわば、予行練習。

「あれも乗れない、これも乗りたくない。」と友達に言うよりは、「これ、面白かったから、乗りたい!」と言える方がいい、と思ったからです。

 

もし、私の股関節の調子が悪くなったとしても、父親と二人でパークに行けるようにと隣接しているホテルに宿をとり、2日間出入り自由のパスポートを購入しました。

 

まずは、せっかく伊勢志摩に来たので賢島へ。

スペイン大航海時代を思わせる、帆船「エスペランサ」に乗って、英虞湾クルーズを楽しみました。

その後、入り組んだリアス式海岸や多くの島々は上から見下ろした方が眺めがよさそうだと、横山展望台に寄ってみました。

 

「どなたでも問題なく登れる」というようなことが口コミに書かれていましたが、ゴールデンウィークで人が多いため車の乗り入れ制限があり、障碍者手帳を持っていない私は下の駐車場から歩いて登らねばなりません。

若い頃なら股関節が悪くても何でもない距離なのに、体に堪えました。

それでも、上から眺めた景色は素晴らしく、一見の価値があるものでした。

 

 

ホテルに到着後、すぐにパルケエスパーニャに向かう元気はなく、息子もあまり乗り気ではなかったので、温泉に浸かってのんびりし、パルケエスパーニャには夕食後に向かうことになりました。

 

ホテルの連絡通路から3分程でアトラクションが立ち並ぶ「フェスタ広場」に到着。

パルケエスパーニャの看板コースターとも言える「ピレネー」は、ピレネー山脈をモチーフとした全長1,234mのくねくねとしたレールを最高時速100㎞で疾走するというもので、見上げただけでも迫力があります。

昨年の6年生達の評判は上々でしたが、「好きな子だけ乗ればいい」と、「ピレネー」は最初から問題外。

他のジェットコースターに挑戦しました。

 

「身長制限110センチ以上」と、「ピレネー」の130センチ以上に比べれば低いのでだいじょうぶだろうと思って乗った「グランモンセラー」でしたが、思ったよりスリルがあって怖かったので、息子の表情は一変してしまいました。

それでも、

「怖かったけど、〇〇が思ってたよりは、ずっとだいじょうぶやったろ!」

と、言い聞かせるように尋ねると、息子は頷いていました。

 

小さい頃、デパートに特設された「忍者屋敷」のからくり人形の動きで息子はパニックになり、それはそれはかわいそうなくらい大変な状態になってしまいました。

私自身も息子が本当にだいじょうぶなのかと心配でしたが、今回は、息子の成長を大きく感じる旅行になりました。

 

夜のパークでは、カーニバルやプロジェクションマッピングがあり、息子は全く興味なさそうでしたが、フィナーレの打ち上げ花火には親子で感動することが出来ました。

わずか3分ほどですが、花火が幾重にも大輪の花を咲かせてキラキラと流れ落ちる様子を、こんなにも間近で眺めることが出来たのは初めてです。

「ド・ドーン!」という迫力ある音は、昔の息子なら耳をふさいで嫌がっていたはずなのに・・・。

 

翌日も朝一番からパークに出かけ、「ピレネー」以外の様々なアトラクションに挑戦し、息子は、お気に入りのアトラクションには2回、3回と並んで、楽しんでいました。

待ち時間が長くても20分程度と言うのはありがたい。USJでは考えられないことです。

 

昼食は、お金を渡して自分で選んで注文させ、トレーも自分で席まで運びました。

「いくつもある選択肢の中から選ぶ」ということが息子は苦手なようで、時間がかかり、好きではなさそうなものを注文してしまったようですが、息子は文句も言わずに完食し、心の中で「立派になったなぁ。。。」と、嬉しくなりました。

パーク内を回っている時も、すたすたと先を歩く夫と違って、私の股関節を心配して何度も振り返ったり、背中を押して助けようとしてくれたりしました。

 

テーマパークが苦手だったのは、すでに息子の小さい頃の話になっていました。

「心配いらない!」

一部の苦手はあっても、息子はスペイン村で楽しんでいました。

 

修学旅行では、もっともっと友達と楽しんでくることでしょう。


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