やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

笑い係?

2017年05月29日 | 日記(息子・小6)

息子達6年1組のクラスには、「笑い係」という聞きなれない係があるそうです。

5年生の時と担任は同じ先生ですが、今年から新しく出来た係で、担当は2名。

恐らく、「みんなを笑顔にする係」なのでしょうが、みんなの前で「コント」を披露するらしく、なぜか係ではない息子がゲストとして一緒にコントをすることになっていて、「ネタ合わせ」のために週に何度が集まっています。

 

困ったことに、ネタ合わせに集まった日は、息子の調子が悪くなり、「疲れた~」を繰り返して、宿題などが手に付きません。

恐らく、他の子よりもエネルギー消費が大きい息子は、ネタ合わせでエネルギーを使い切ってしまうのでしょう。

 

先週の日曜日の午前中も、友達の家に集まってコントを作っていたのですが、帰って来てからの息子はぐったり疲れ切っていました。

昼からまた集合の連絡がありましたが、息子は動けません。

その日は、ばあばと買い物に行ったり夕食を食べに行く予定もあったのですが、それさえキャンセルすることになりました。

 

そもそも、体育係の息子がなんでコントを作るのに参加しないといけないのか・・・?

不思議に思って聞いたところ、

「『来い!』って言われるから。」

と、息子は言います。

 

嫌々参加させられているのか?

と、心配したのですが、そういうわけではなさそうです。

 

ある時、わが家で「ネタ合わせ」をすることになって様子を見ていたところ、笑い係である子ども達はそんなに真剣には考えていないみたいで、すぐ他の遊びに気をとられてしまい、息子が「真剣に考えろ!」と、再三声をかけていました。

また、係の子が、

「リズムネタにしょうか?」とか、

「みんなの知ってるネタでいいんちゃう。」と案を出しても、

「それはちょっと・・・。面白ないやん。」

と、なぜか息子が却下してしまう始末。

 

「〇〇はゲストやろ? 係の子がやりたいようにやったらいいんちゃう?」

と、私が思わず声をかけると、

「ママは黙っといて!」

と、怒られました。

 

ユーチューブを観たりしながら、オリジナルのネタを考え出そうとしているのですが、全く進んでいません。

しかも、友達が帰った後は、息子の調子が悪くなり、

「だいじょうぶかなぁ・・・。」と、不安が強くなったり、イスと畳の目の角度が気になって、確認行為まで出てくるようになってきたのです。

 

これ以上は無理だと、担任の先生に言ってやめさせてもらった方がいいのか?

今やめさせたら、「出来なかった」という経験だけが残り、息子の心を委縮させてしまわないか?

私には、どちらがいいのか分かりません。

 

息子はやる気満々で、

「係のやつらが考えへんから・・・。」

と、自由帳にネタをびっしり書いて、頑張っています。

もしかすると、息子自らゲストに名乗り出たのかもしれません。

ただ、あまりにも笑い係の子達と温度差があり、息子の真剣さやコントに対するこだわりが空回りしてしまっているように思いました。

 

「『笑い係』って、みんなを笑顔にする係やろ。

別にコントに限れへんと思うで。

ちょこっとクイズを出したり、「こんないいことあった」みたいなエピソードを伝えたり、みんながニコっと笑顔になれたらそれでいいんとちゃうやろか。

コントでオリジナルのネタを考え出すのは、プロでも大変やで。

それを定期的に披露するなんて、大変すぎる。

コントをするんやったら、『完コピ』でもいいんちゃう?」

 

私は、お笑い番組をほとんど見ないので、コント自体のアドバイスが出来なくて、こんなことぐらいしか言えません。

だから、余計にもどかしくて、また、「係でない息子がここまでしないといけないのか?」という思いもあって、もやもやとした気持ちを引きずりながら、見守っています。

 

結局、息子達は、ダウンタウンの昔のコントをコピーして、少しだけ内容を変えることにしたようです。

発表は、今週の金曜日。

苦しみながらも、みんなと話し合って、ここまでやってきたのです。

うまくいけば、息子にとってこの上ない成功体験となるでしょう。

 

これが定期的に続けられるかどうかは、その後で答を出そうと思っています。