息子が小学3年生になった頃、ベッドや机を揃えて「息子の部屋」を準備しました。
ベッドを選ぶ際、息子は、「これがいい!」と、二段ベッドを選んで譲りませんでした。
一人っ子に二段ベッドは必要ありません。
「〇〇専用の部屋やで。体が一つやのに、ベッド二つもいらんやん。部屋狭なる。」
「時々、ママがここで寝たらいいやん!」
と言うのですが、そんな嬉しいことを言ってくれる期間は、あっという間に終わってしまいます。
どうも、二段ベッドの要塞?のような感じに憧れているようです。
結局、お互いが譲り合って、システムベッドを購入することになりました。
高い位置にベッドがあって、その下に本棚やタンス・机が組み込まれ、空いているスペースに物を収納するようになっているものです。
机はベッドから離して、壁際に設置しました。
ところが、息子は数回そのベッドで寝ただけで、寝心地が良くないらしく、元の寝室に戻って来ました。
息子のあまりの寝相の悪さにベッドから落ちないかと心配していたので、私も強くは自分の部屋で寝ることを勧めず、結局、システムベッドは、おもちゃなどの物置、兼、屋内の布団干し場と化してしまいました。
そうして、いつの間にか息子は6年生。
「6年生になったら、自分の部屋で寝るようにしよう!」
と、通級の先生に言われていたこともあり、このゴールデンウィークに再び「息子の部屋」を模様替えすることになりました。
家族総出でシステムベッドを分解。
ベッドと本棚やタンスを分離しました。
ベッドの下に、こんなにも入っていたの?
と、信じられないくらいの量のおもちゃが出てきて、行き場を失ってしまいました。
プラレールやトミカの道路セットや立体駐車場。
粘土セットに積み木やブロック。
ポケモンのコロシアムに、仮面ライダーやウルトラマン関係のおもちゃ。
ボーリングセットやおままごとセットまで残っていました。
息子はまだまだ手放したくないようでしたが、トミカやおままごとセットなどの幼児向けのおもちゃだけ、ご近所の小さなお子さんに使っていただくことになりました。
すっかり模様替えした部屋を息子も気に入ったようで、低くなったベッドに、2日間は昼の間だけ寝転んだりしていましたが、旅行から帰って来てからは、当たり前のように自分の部屋で眠るようになりました。
システムベッドを分解すると、はしごや板などの粗大ごみが多く出てしまいます。
もし、今のタイミングでベッドを購入していたら、もっと良いものが買えたはずなのに・・・。
などと思ったりするのですが、何事もやってみなければ分かりませんしね。
少しずつ手を離れていく息子に、嬉しいような、寂しいような・・・。