息子の通う通信制高校の後期授業が始まりました。
5日、始業式と薬物講習会。
この日、私は5度目のリュープリンの注射を受けることになっていました。
病院に行く前に
「(始業式も薬物講習会も)座ってるだけでだいじょうぶやから!」
と、半ば強引に息子を駅まで送っていきました。
私が病院から帰ってすぐ、息子も学校から帰ってきました。
「疲れた~!」
息子はそう言いながらも、ほっとしたような表情をしていました。
学校で幼なじみのY君に会い、一緒に帰ってきたそうです。
電車に乗ると不安が強くなる息子ですが、Y君とウルトラマンの話をしているときは不安がましだったようです。
後期の最初の授業は、7日、4~5時間目の英語でした。
息子は、週に1~2日、主に昼からの授業を1~2時間受けるようにスクーリングの時間割を組んでいます。
それでも通えない授業があると思うので、その分はNHK高校生講座を観て視聴レポートを提出し、代替えしてもらうことになっています。
7日、息子は、
「人が怖い! 電車に乗るのが怖い!」
「でかい図体して何も出来へんやつって、白い目で見てくる。」
と、朝から絶不調でした。
この日は、後期のレポート問題を取りに行くことになっていたので、
「ママと一緒やったら行ける?
とりあえず、レポートを取りに行こ!
英語は、教室の入り口近くに座っといて、無理やと思ったらいつでも出たらいいし、そのままいけそうやったら1時間でも2時間でも授業受けたらいい。
ママは7階(生徒サロン)で待ってるから。」
と、とりあえず一緒に学校へ行きました。
昼下がりの電車は人もまばらで、
「誰も人のことなんか気にしてないで~。」
と、私は言いましたが、息子は自分がどんな風に思われているのか気になるようです。
特に制服姿の高校生が乗ってくると、息子の表情が強張るのが分かりました。
授業は、始まって20分ぐらい経つと頭の中が真っ白になって、何も頭に入らなくなってしまったようです。
それでも、息子は1時間だけ最後まで授業を受け、生徒サロンにやってきました。
「上等!上等!
よう頑張った!」
それから、どこに寄ることもなく、即帰宅です。
家から最寄り駅までは車なので駐車料金が1000円と私の電車賃が往復1200円程かかります。
せっかく都会に出てきたので買い物とかしたいなぁと思うのですが、息子は1分1秒でも早く家に帰りたそうなので叶いません。
帰りの車中、息子がばあば(義母)と電話で話をしていたのですが、
「気負わず通っていけそう!」
という言葉が聞こえました。
それでいい!
始業式が私の注射の日と重なり、後期の始まりということもあって、息子の背中をちょっと強めに押した感じになりましたが、これからは、息子が気負わずに通い、気負わずに休めるよう、おおらかに接してあげたいと思います。
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