やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

自分で考える

2019年11月16日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

もうすぐ一年、不登校が続いている息子ですが、ここにきて少し変化を感じるようになりました。

 

以前は、学校へ行けない自分を責めて余計に調子が悪くなっていましたが、ここ最近は、「調子が良いときに(部活に)行こう」という考え方が出来るようになってきました。

 

家の周りを走ったりするトレーニングも、調子の良いときだけ。

筋トレも無理はしない。

ゲームをしたりYouTubeを観ながらごろごろしている息子を見ていると、何とももどかしい思いがしますが、あまりに長時間続けてやっているとき以外は本人のやりたいようにさせています。

 

私自身が体調が良くなかったせいもあって、思うように動けないしんどさとか、しっかり休むことの大切さを痛感し、「気持ちよく休もう!」と、思うようになりました。

 

そうすると、

「ママを助けたい。」

などと言って、珍しく食器を洗ってくれたり、漫画を少しの時間だけ読むことが出来るようになってきました。

 

11日、息子は久々に部活に参加しました。

まだ長い時間集中することが出来ないので、息子は40分だけ部活に参加すると決め、私は門の外で待機していました。

ところが、息子は時間になっても出てきません。

 

部活自体が55分で終了するため、顧問の先生に、

「何で帰るん? あと15分やで。」

というようなことを言われたそうで、息子は最後まで参加し、終了後のミーティングにも出ました。

 

そのせいで、息子が自分で決めた40分を30分もオーバー。

さらに、部活動をしていた生徒が一斉に下校をするので、思いもよらずたくさんの人に遭遇した息子は、帰りの車の中で大声をあげるなどパニック状態になってしまいました。

 

家に帰ってからも、叫び声をあげ、感情をコントロール出来ない状態が続きました。

部活に行きたい気持ちが勝って、やっとのことで登校したのに、これではマイナス体験になって、ますます学校に行くのが怖くなってしまいます。

 

サッカー部の顧問の先生に電話し、

息子はぎりぎりのところで頑張っているので、無理をさせられないことや、現状では、療育でさえ通常1時間のところを35分~40分ぐらいで切り上げていることをお話し、

「集団行動の中でご迷惑をおかけしますが、息子の状態に配慮してくださいますよう、また出来るだけプラスの言葉かけをしてくださいますようお願いします。」

と、お願いしました。

 

そんなことがあった翌々日、13日に、半月ぶりのメンタルクリニックに行ってきました。

この日は、息子のカウンセリングは1時間。

私も10分程時間をいただくことが出来ました。

 

「どうでしょうか?」

と、先生に尋ねると、

「お母さんは、どのように見られていますか?」

と、聞き返されました。

 

「少しずつ現状を受け入れられるようになったというか、学校へ行かない自分を責めなくなりました。

ゲームをしたり、スマホをいじって、ごろごろ過ごしています。

『脳が疲れてる』とか言って、何にもしないくせにゲームはしているので、イラっとすることがありますが・・・。

でも、『ゲームをするのは、(不安な状況から抜け出そうとして)ぐるぐる歩き回っているのと同じ』って、療育の先生にも言われたので、今は仕方がないのかなと思っています。」

 

「月曜日に部活に行ったのですが、40分と自分で時間を決めていたのに、先生に『もう帰るんか?』的なことを言われ、最後まで参加して、ものすごく調子が悪くなってしまいました。

今は『学校には行きたくない』と、言っています。」

 

「前回は、『話をすると自分が壊れてしまいそう』と彼が言うので、途中でやめさせていただきました。

せっかく足を運んでいただいたのに申し訳なかったです。」

 

「いえいえ、家でもしょっちゅうです。

調子が悪くなると、パニックになって、『わ~っ!』と叫び出したりするので、それが怖くて学校に行けないところもあるみたいです。」

 

「今までの彼は、学校へ行けなくて訳が分からずパニックになってるところがありました。

今の彼は、自分の状況を理解して、『行かない』でいるのだと思います。

出来ないことを『出来ない』と言えるようになり、『ここまで出来る』『もうちょっと頑張ってみよう』とか、自分で考えているみたいです。」

 

「また自分から行こうとするまで、待ってたらいいんですよね。」

 

「そうですね。」

 

「時間かかりますね。」

 

カウンセリングの先生は、笑顔でうんうんとうなずきました。

 

続く診察では、

「調子が悪いときが多いけど、出来ることも増えてきました。」

と、息子は答えていました。

 

「それは、良かった!

カウンセリングでは、話せた?」

 

「はい。」

 

「お母さんから見てどうでしょう。」

 

「そうですね。

少しずつ落ち着いてきた感じはあります。

何かのきっかけで、ぐんと悪くなることはありますが・・・。

今は気力をためるのに時間がかかるのか、一日12時間ぐらい寝て、さらに昼寝もしています。

あっ、この前、お手伝いをしてくれました。

食器を洗ってくれて・・・。」

 

「そ~ですか。

では、次のカウンセリングまでお薬を出しときますね。」

 

次の診察は12日後で、「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠を一日4錠まで」を処方されました。

 



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2 コメント

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Unknown (2902)
2019-11-24 04:32:20
読ませて頂きました。
私はブログをはじめたばからです。
我が娘は小学生から不登校で 通信制の高校に入りましたが 今も行けていません。
精神科にかかりながら 主治医のアドバイスを受けながらやってきましたが、なかなか良くならず、むしろ悪化している気さえしていて、セカンドオピニオンも考えています。
私の接し方が悪いのか?
他の先生のカウンセリングはどんな内容なのか?etc……を参考にさせていただきたいです。
フォローさせていただきます。
宜しく御願い致します。
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2902さんへ (justyblu)
2019-11-24 11:29:12
はじめまして、2902さん
ブログをご覧になってくださり、ありがとうございます!

なぜ、こんなに長引くのか?
何がいけないいんだろう?

必ず、息子が息子らしく人生を歩いていけるようになる!
と、信じてはいても、私も毎日苦悩は尽きません。

子ども時代ならではの、嬉しいことや楽しいこと、もちろん努力しなければならない苦しいこともそうですが、色んなことを経験できるはずの今を、不安一色に塗りつぶして生きている我が子を見ると、本当に辛いです

けれど、ありのままの息子がこの先この世界で生きていくためには必要な時間なのかな?
とも、思っています。

2902さん、このブログがどこまで参考になるかは分かりませんが、少しでもお役に立てたら幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
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