やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

「義足のロングシュート」

2016年03月09日 | 読書・読み聞かせ

「義足のロングシュート 夢はプロ!サッカー少年・誠くんの挑戦 」祓川 学作 鈴木 大介画

という本を、2週間ほどかけて息子に読み聞かせをしました。

 ハート出版のドキュメンタル童話シリーズ・・・実話です。

 


星川誠くんは、生まれつき両手両足の指が未発達で、特に右ひざから下がありません。

「障害に負けない元気な子に育ってほしい」との親御さんの願いから、小さな頃から決して障害を隠すことなく、不自由さを克服していく誠くんは、小学3年生の時にサッカーを始めました。

 

義足で、サッカー!?

信じられない・・・と、思いました。

きっと、息子も同じ思いだったと思います。

 

持ち前の負けん気と努力で、小学5年生からチームのレギュラーになった誠くん。

24時間テレビの企画では、義足で富士山の登頂にチャレンジし、見事登りきります。

 

義足なので、きっと何をするにしても困難はあるはずです。

でも、それを言い訳にせず、挑戦をして、結果を出すまで努力する誠君。

その姿には、心を打たれます。

 

小学校最後の試合、雨の中、シュートを放つも、飛んだのはボールではなく義足でした。

ぬかるんだグランドで、義足でサッカーは無理なのか・・・

一瞬、そんな思いが誠君の胸をよぎります。

 

義足にこびりついた泥や石が皮膚を破り、誠君の足は血がにじんでいます。

それでもなお戦い続け、試合終了間際、ゴールから30メートル離れた場所からロングシュートを放ち、勝利の1点をつかみ取ったのでした。

 

その後、中学生になった誠くんは、高いレベルを求め、部活ではなくクラブチームに入団します。

あえて厳しい環境に身を置いて、プロサッカー選手・そして日本代表という大きな目標に向かって、努力と挑戦を続けるのでした。

 

この本のお話は、ここでおしまいです。

 

この本の主人公、星川誠君のことが気になった私は、ネットで検索してみました。

すると、「アンプティサッカーワールドカップ」に、彼は、日本代表として出場されていました。

アンプティサッカーとは、「主に上肢、下肢の切断障害を持った選手がプレーするサッカー」で、義足ではなく、杖を使ってプレーするサッカーです。

 

どれほどの挫折と挑戦を繰り返してこられたのでしょうか。。。

 

「すごいねぇ!」

息子にも、そのことを伝えました。

 


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2 コメント

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ご無沙汰です ()
2016-03-11 13:00:09
こんにちは♪

この主人公の誠くん、すごいですね。
なかなか、こうは、出来ません!!
すぐに弱音を吐いて、楽な方へ動いてしまう。
私もその1人で、息子も更に気持ちが弱すぎる。。。
息子くんも、この本をきっかけに更にサッカーを愛し、大物になって欲しいですね♪
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杏さんへ (justyblu)
2016-03-11 19:31:12
杏さん、こんばんは。

この本は、私も教えられることが大きかったです。
私も、楽な方へ、負担の少ない方へと心が動かされてしまいがちですが、
強い心を持てたらなぁ…と、思います。

息子には、時々、色んな形の障害と向き合うお話も、それとなく読み聞かせています。
それらは、きっと、私と息子の中に、希望と力になって積み重なっていると思っています。
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