やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

学習支援に特化した放課後等デイサービスへ

2020年11月04日 | ソーシャルスキルトレーニングとその他支援

息子が学習支援をしてくださる放課後等デイサービスに通い始めて一ヶ月余り。

 

修学旅行後、なかなか学校へは通えない日が続いていますが、週に二回の放課後等デイサービスと、週一回の「脳神経リハビリテーションセンター」には通っています。

 

「脳神経リハビリテーションセンター」に通うようになってからは、もうすぐ一年。

週一回だけなのですが、当初はその一回に通うことも困難でした。

 

息子の意思で通い始めた所ですが、家を出る直前に息子の調子が悪くなって欠席することがよくありました。

欠席の連絡を本人が電話ですることになり、その電話で振替で通う日を決めるようになり、だんだんと通える日が増えてきました。

 

40分という短い時間ですが毎週、同じ先生と話をしたりトレーニングをすることで息子が安心して過ごせる場所になっていって、「脳神経リハビリテーションセンター」に通えているということ自体が息子の自信の一つになっていると感じます。

 

一年前、「脳神経リハビリテーションセンター」に通うために通所受給者証を取得したとき、月に23日までの通所給付費が決定しました。

 

学校へ通えない息子の居場所を探して、フリースクール等を見学に行ったこともありましたが、その頃はまだ、息子がどこかに通えるような状態ではなかったようです。

 

あれから一年・・・。

息子が「勉強したい!」という意欲を見せたことで、再びフリースクールやいくつかの児童発達支援放課後等デイサービスを検討することになりました。

 

「がやがやした感じは嫌。」

「何するか分かれへんのはしんどいから、勉強だけのところがいい。」

という息子の意見から、学習支援に特化した放課後等デイサービスへ通うことになりました。

 

体験のときの面談で、

「英語を勉強したい。」

「小学生のときは、算数が好きやった。」

と息子が話したので、英語と数学を基礎から勉強していこうということになりました。

 

面談の中で、

「中二のときは、テレビを観るのもマンガを読むことも出来なかった。」

という話になり、先生に

「それはどうして?」

と聞かれ、息子は、

「自分が最低、最悪な状況の中で、お笑いとか見ても笑えないっていうか、『なんか違う』『自分はこんな状況やのに』って感じで、全然頭に入ってこなかった。」

と、話していました。

「でも、今は違う。

面白いときには笑えるようになった。」

と。

 

だから、前に進めるようになったのかな。

 

ここでは、

「基礎、基本的な学習を積み上げて、自信をつけていこう。」

ということが目標になっていて、生活支援として、

「色々な先生の話を聞こう。」

という風に個別支援計画には書かれています。

 

火曜日の英語は、その日によって先生が代わるようですが、金曜日の数学は同じ先生が教えてくださっています。

 

勉強以外の話の方が息子には興味があるようで、先生がオーストラリアに短期留学したときの話など、迎えに行った車の中で事細かに私に話してくれました。

日本の常識が世界の非常識だったり、息子にとって世界が少し広がる機会になったようです。

 

現状は週2回ですが、本人が希望すれば月に18回まで通えるので、テスト前に教えてほしい問題があるときなど、自分で連絡して通っています。(親の送迎は必要ですが…)

 

慣れてくれば、週4回通えるといいなと思っていますが、通うべきものを欠席するよりは、プラスして通える今の状態の方が、息子にとってはいいのかもしれません。

 

多くの人に支えられて、息子が歩いていく一歩一歩。

当たり前のことが当たり前にできる幸せ。

 

「面白いときには笑えるようになった。」

ことが、本当に良かった。