ここ最近、息子は、近所の友達と一緒に公園に遊びに行くようになりました。
家族と一緒に公園に行くことはよくあったのですが、友達同士でというのは、本当に最近のことです。
家から自転車で15分程のところにある公園で、学校区内なので、他にも同じ学校の子ども達がたくさん遊びに来ています。
いつもボールを持って出かけ、そこに集まった子ども達と一緒にサッカーをしているようです。
そして、いつも途中で一人だけ、しょんぼりしながら、時には泣きながら帰ってくるのです。
先日も、家に入ってくるなり、泣いて、叫んで、
「もう、2度と遊ぶもんか~っ!」
と、憤っていました。
「バカにしやがって~っ!!」と。
「どうしたん?」と、聞くと、
「あのな、PKで外したらな、◇◇が『どんまい』って、バカにするねん!」と。。。
「『どんまい』って言われたの? 失敗とかした時に、『気にすんな!』ってこととちがうん???」
「違~う! そういう時もあるけど、違う『どんまい』やねん!!
学校でな、おにご(鬼ごっこ)してて捕まった子が、◇◇に『どんまい』って 言われてすっごく怒ってた。
だから、絶対、バカにしてる言葉やねん!」
息子の怒りは、なかなかおさまりません。
「同じ言葉でも、言い方によっては、いい意味になったり悪い意味になったりするからねぇ。。。」
「そうやねん! それに、『どんまい』って言う前にな、『よっしゃ~!』って言うんやで。
こっちが失敗してるのに、ひどくない?」
「『よっしゃ~!』って言うたん? ◇◇君と対決してたんやろ? 〇〇が外したら、『よっしゃ~!』って思うやん。
だって、日本代表が試合してて、相手がPK外したら、〇〇は、『よっしゃ~!』って思えへん?」
私がそう聞くと、息子は、ちょっと考えて、
「それは、思うけど・・・」と、言いました。
「『よっしゃ~!』って思った後に、相手に対しては、『どんまい』っていうの、もしかしたら、◇◇君のサッカークラブでは、よく言う言い方なんかもしれへんで。」
「でも・・・、でもな、前にPK対決した時も、こっちが勝ちそうになったら、
『〇〇が勝ったら、えらいことや!』って、言うんやで。
それって、失礼ちゃう?」
「〇〇は、サッカー始めたばっかりやもん。絶対に負けたくないって思ってるんと違う?
それって、『ライバル』ってことでもあるで。
〇〇も、ガンバ(息子が応援しているセレッソのライバルチーム)には、勝ってほしくないって言ってるやん。
練習して、〇〇がうまくなって、勝つしかないやん!」
「その時は、勝ったからいいねんけど・・・」
この頃には、やっと息子も落ち着いてきました。
息子に対する多少のからかいは、もしかするとあるのかもしれません。
先日も、遊びのサッカーゲームの中で、息子が相手を押してしまい、レッドカードで退場となったそうです。
その試合と次の試合に息子が出れないのは仕方がないとしても、その後の試合もずっと「出場停止」と言われて、自分だけゲームに入れてもらえなかったと泣いていました。
遊びの試合なのに、ちょっとやり過ぎだなと私も思いました。
それに、シングルタスク、シングルフォーカスの息子にとって、多人数での遊びは、思った以上に難しいことなのかもしれません。
気付かないうちに、友達の反感を買っていることもありそうです。
「嫌やったら、遊びに行かんでもいいんやで」と、私が言うと、
「もう絶対行かへんもん! 誘いに来ても、無視する!!」と、言います。
「無視せんでも、普通に『今日は、行かへん』って言ったらいいねん。
『行かへん』って言葉も、怒ってきつく言ったら相手に嫌な思いをさせるけど、普通に言ったらそうじゃないから。
わざわざ嫌われるようなことせんでいいやん!」
でも、息子は、誘いに来られると一緒に遊びたくて、
「やっぱり、行ってくるわ~!」と言いながら、毎回、飛んで出て行ってしまうのです。
「『嫌やな』って思ったら、無理して遊ばんと帰ってきたらいいんやで。」と、言いつつも、
「〇〇が途中で怒って帰ってばっかりしたら、そのうち『〇〇は誘わんとこ』ってなるかもしれないよ。」
とも、言ってしまう私。
息子も友達も、みんなが楽しく遊べますように。。。