Seasons

花鳥風月を撮りつづけると季節の移り変わりがわかるかも
でも風を撮るのはむつかしいので花鳥虫月だという噂も・・・

クマバチ

2006-06-30 | 写真
クマバチ=【Xylocopa appendiculata circumvolans】



コシブトハナバチ科クマバチ属



良く見かける大きなハチです。
体長20~23mm。

全体は全てが丸い感じです。
胸部には橙色の沢山の毛、腹部,頭部,肢は真っ黒。
胸部の毛は背面中央にはなく
猟師の人が着ている毛皮の半纏(はんてん)の様。
幼虫は花粉と蜜を混ぜ合わせて作った
花粉ダンゴを食べているそうです。

体が大きく、羽音の印象が強烈なために
獰猛な種類として扱われることが多いですが
きわめて温厚です。
ひたすら花を求めて飛び回り人間には関心を示さず
あまり攻撃に出ることはありません。
顔にぶつかっても刺しません。

オスは比較的行動的ですが針が無いため初めから刺せません。
メスは巣を(知らずに)脅かしたりすると刺すことがありますが
スズメバチの場合のように重症になることはまずありません。


Dscn6501
                 花粉だらけ



クマバチの巣は木の幹に深い縦穴を開け
一部屋づつ仕切りを作って花粉ダンゴを置き
それに卵を生み付けます。
一本の縦穴ですから仕切りを付けると
二度と奥に行くことはできません。
あらかじめ食べ物だけ与えておいて
放任主義で子供を育てるみたい。


夏の花(56)

2006-06-30 | 写真
アメリカデイゴ(アメリカ梯梧)=【Erythrina crista-galli】



マメ科デイゴ属

原産地:南アメリカ、江戸時代末期に渡来

開花は数回に渉り
時期は6月10日頃~9月15日頃まで。
7月に入ると一時的に花が途絶えますが
8月から再び咲き出します。

アルゼンチンとウルグアイの国花。

暖かい地方に植えられます。

メキシコでは、花をサラダや煮物などに利用するそうです。



Dscn6592


Dscn6442_1


古今和歌集 巻第三 夏歌

題しらず
        よみ人しらず

 思ひいづるときはの山の郭公(ほととぎす)
 唐紅(からくれない)のふりいでてぞなく