Seasons

花鳥風月を撮りつづけると季節の移り変わりがわかるかも
でも風を撮るのはむつかしいので花鳥虫月だという噂も・・・

センダン(栴檀)-夏

2006-05-31 | 写真
センダン(栴檀)=【Melia azedarach var. subtripinnata】


センダン科センダン属

生活型;落葉高木


2006年3月2日に書いた記事では
早春のセンダン(栴檀)は
こう
でした。

今は葉も繁り
開花が始まりました。

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夏に咲く花は白いです
なんて書いてましたが
少し違ってましたね
あはは
あはは


花の香りは強いそうですが
開花したばかりだからか
まだ香りはあまりしません。


サクラの花のときもそうでしたが
花が咲いてみると
あちらこちらに
センダンの木が
あることに気づきます。

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         樹皮はこんな感じ



樹皮は模様がありますが
つるつるした感じです。





夏の花(26)

2006-05-31 | 写真
ゼニアオイ(銭葵)=【Malva sylvestris var. mauritiana】



アオイ科ゼニアオイ属

原産地:ヨーロッパ

江戸時代に渡来。

丸い花の形を小銭に見立ててこの名前に。


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新古今和歌集 巻第十三 恋歌三

題しらず
          三條院女蔵人左近

 ひとごころうす花染の狩衣
 きてだにあらで色やかはらむ








ウツギ(空木)-夏

2006-05-30 | 写真
ウツギ(空木、ウノハナとも)=【Deutzia crenata】


ユキノシタ科ウツギ属

生活型:落葉低木

花の大きさ:1~1.5cm

分布:北海道~九州

幹や枝が中空なので
空木(ウツギ)という名前になりました。
どのように中空なのかは
ここ
をご覧ください。

昔は
下の和歌にあるように
卯の花
と呼ばれていました。



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       紅白になるハコネウツギとは違って全部白花です



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卯の花を
詠んだ歌は
多いです。



新古今和歌集 巻第三 夏歌

題しらず
             柿本人麻呂

 なく声をえやは忍ばぬほととぎす
 初卯の花のかげにかくれて


             よみ人しらず

 五月山卯の花月夜ほととぎす
 聞けども飽かずまた鳴かむかも





近代ではあなたもご存知の「夏はきぬ」という歌
(作詞 佐々木信綱、作曲 小山作之助)
その一番の歌詞にはこう詠みこまれています。

 卯(う)の花(はな)の
 におうかきねに
 時鳥(ほととぎす)
 早(はや)もき鳴(な)きて
 しのび音(ね)もらす
 夏(なつ)はきぬ

佐々木信綱さんは歌人で古今、新古今の注解で有名です。
卯の花とか
ほととぎすとか
いわゆる本歌取りです
どれが本歌かわかりませんけど
あはは
あはは。




夏の花(25)

2006-05-30 | 写真
キショウブ(黄菖蒲)=【Iris pseudacorus】



アヤメ科アヤメ属

生活型:多年草

原産地:ヨーロッパ、西アジア

明治中期に渡来して
観賞用に栽培されていましたが
現在は日本各地でおなじみの野生種になりました。

この花色で類似種はないので
同定は簡単です。

花の大きさ:8cm

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新古今和歌集 巻第十六 雑歌上



さみだれの空晴れて
月明く侍りけるに
               赤染衛門

 五月雨の空だに澄める月かげに
 涙のあめは晴るる間もなし





Alexander Liberman

2006-05-29 | アート・文化
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                イリアッド・ジャパン 1987


高さ14.2mx幅15mx奥行き12.8m

東京都千代田区大手町
産経新聞本社前にある
大きな鋼鉄製のモニュメント。

イリアッド
というのは
古代ギリシャの詩人ホメロスの
トロイ戦争をうたった叙事詩です。
ですから
それの
日本版ということですか。


アレクサンダー・り-バーマンは
ロシア生まれのユダヤ系アメリカ人
1912年生まれ
1999年没。

彼のスローガンは

 芸術において重要なのは
 スケールを通しての
 畏敬の念と
 エネルギー

なのです。





夏の花(24)

2006-05-29 | 写真
イヌホウズキ(犬鬼灯)=【Solanum nigrum】


ナス科ナス属

「ソラニン」という物質を含み有毒です。

道ばたで見かけます。
古い時代に日本にも雑草として入っていた、
と推測されているそうです。

実は緑色から黒に変わります。

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新古今和歌集 巻第十六 雑歌上

述懐百首歌中に
五月雨
            皇太后宮大夫俊成

 五月雨はまやの軒端のあまそそぎ
 あまりなるまで濡るる袖かな







有楽町

2006-05-28 | まち歩き
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         有楽町の穴倉のようなバーで

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    シンガポールスリングや

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  XYZをお飲みになる方を相手に

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  私はいつものJuntanic


 いつも
 それね
 あなたは
 それが
 好きなのね

とおっしゃいますが 

 強気でガンガン行けないときは
 ジントニック

あなたの前では
私はいつも
なぜか知らんが
弱気なのです
あはは
あはは








夏の花(23)

2006-05-28 | 写真
ユキノシタ(雪の下)=【Saxifraga storonifera】



ユキノシタ科ユキノシタ属

生活型:多年草

分布:本州^~九州

生育地:湿った岩上、半日陰

花の大きさ:1.5~2cm(下の花びらの長さ)

名前の由来には諸説あります。
葉の白斑を雪に見立てた
とか
積雪下でも葉が枯れないから
とか
2枚の大きな白い花びらを舌に見立てて「雪の舌」
とか。

赤い斑紋と中央の黄色が蜜標となります。
上の3枚の花びらは小形
下の2枚は大形で不ぞろいです。

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    右下の白斑が入っているのがユキノシタの葉

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新古今和歌集 巻第三 夏歌

題しらず
         延喜御歌

 夏草は茂りにけれど
 ほととぎす
 などわがやどに
 一声もせぬ












夏の花(22)

2006-05-27 | 写真
スイカズラ(吸葛、キンギンカ、ニンドウとも)
=【Lonicera japonica】



スイカズラ科スイカズラ属

生活型:半落葉つる性

分布:北海道~九州

花の大きさ:3~4.5cm

つるを木などに絡めて上ります。
冬でも葉は全部落としません。
内側に巻いて寒さをしのぎます。

枝先の葉の付け根に2個づつ花が咲きます。
白から黄色に変化して2色の花が混在するので
キンギンカ
ともよばれます。

赤と白の花をつける
ハコネウツギも
スイカズラ科でしたね。

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新古今和歌集 巻第十四 恋歌四

被忘恋(わすらるるこひ)のこころを
                       太上天皇

 袖の色も
 あらぬ色にぞ消えかへる
 移ればかはる
 歎きせしまに






モミジイチゴ

2006-05-26 | まち歩き
よく
キイチゴ
とよばれています。

正式な名前は
モミジイチゴ=【Rubus palmatus var.coptophyllus】
葉がモミジに似ているところから。

バラ科キイチゴ属

生活型;落葉低木

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         実をつけ始めたモミジイチゴ

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        食べてみるともうほんのり甘い


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         花は白くてこんなでした。






夏の花(21)

2006-05-26 | 写真
ハコネウツギ(箱根空木)=【Weigela coraeensis】



スイカズラ科タニウツギ属

生活型:落葉低木

分布:北海道(南部)~九州

花の大きさ:3~4cm

赤と白の2色の花が咲いている様子が
豪華でおめでたいため
庭木としても人気があります。

花は2色咲くのではなくて
白い花が次第に紅色に変わっていきます。



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新古今和歌集 巻第十五 恋歌五

題しらず
          よみ人しらず

 今までに忘れぬ人は世にもあらじ
 おのがさまざま年の経ぬれば






夏の花(20)

2006-05-25 | 写真
キリ(桐)=【Paulownia tomentosa】




ノウゼンカズラ科キリ属

原産地:中国、朝鮮

生活型:落葉高木

薄紫色の筒状の花を木の上の方につけます。
背の高い木なので
見上げないと花は見えません。

強い芳香があります。

若い木の木膚は滑らかですが
老木になると 縦にひび割れ灰褐色になります。

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    樹形はこうです。この樹はまだ若い。

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新古今和歌集 巻第六 離別歌

友の東(あずま)へまかりける時によめる

                     よしみねのひでおか

 白雲のこなたかなたにたちわかれ
 心をぬさ*とくだくたびかな



*ぬさ:道の神に手向ける幣
    祈願をし、または、罪・けがれを払うため
    神前に供える幣帛(へいはく)
    紙・麻・木綿(ゆう)などを使う






ネコ

2006-05-24 | まち歩き
ネコ(猫)=【Felis silvestris catus】


ネコ科ヤマネコ種イエネコ亜種



Wikipediaの解説はこうです。

ネコ(猫) Felis silvestris catus は世界中できわめて広く飼われている食肉目の小型動物である。元来、ネズミを捕獲する目的で人に飼われ始めたといわれている。 広義には、「ネコ(ネコ類)」とはネコ科動物 Felidae の総称である。“ネコ”という単独の語がこの意味で使われることはあまりないが、Felis silvestris catus という亜種レベルの「ネコ」を指すことを強調したいときは、特に「イエネコ」ということもある。



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さて彼らは
野良になって数世代を経ている
年季の入った
野良猫。

ここは10haくらいあろうかという公園ですが
彼らの数はざっと10頭。
餌を採りやすいからか
荒川の河口付近に集中して
暮らしています。

天敵は
カラスとトンビですが
ブッシュの中にいれば
安全です。