Seasons

花鳥風月を撮りつづけると季節の移り変わりがわかるかも
でも風を撮るのはむつかしいので花鳥虫月だという噂も・・・

松井えり菜

2006-06-26 | アート・文化
2006年6月24日
木場にある東京都現代美術館に
カルティエ現代美術財団コレクション展
を見に行きました。

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             東京都現代美術館

たくさん面白いものがありましたが
当日思わぬ幸運が・・・・・


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        松井えり菜 宇宙☆ユニバ-ス 2004年
            油彩/カンヴァス (部分)

この仰天作品の前に
な、な、なんと
作者の松井えり菜さんご本人がいらっしゃって
作品説明をご自身でなさっているではあ~りませんか。
(ここは浜村淳の気分で尻上がりに読むようにお願いします)

下に引用した
Excite ism Vol.99カルティエが誘う、現代アート
のインタビュー記事にあるように
実際にご自身でゼンマイを巻いてくれました。

 わあ~すごい~!
 お馬さんがまわってるぅ~!


<以下引用>

松井えり菜 Short INTERVIEW

Q:「ゆがんだ人物の表情など”超リアル”な表現は、
   どこから影響を受けたのですか?」


とにかく小さい頃から図鑑や科学の本が大好きだったんです。だから片時も離さず、いつもそういう本を抱えて歩いていました。リアルで細密な世界をずっと眺めていた影響が、少なからず作品の中に現れているのだと思います。

Q:「自画像を描きつづける理由は何ですか?」

自画像にはその人の生活、実体験などが無意識に現れるっていいますよね。だからこそ、興味のある面白いテーマだと思うのです。実は今年の8月から半年間、スカラーシップ(交換留学制度)でヘルシンキの工科大学に留学することになたんですが、初めての北欧・フィンランドで新たなカルチャーを体験することが、また次の新しい何かを自画像にもたらしてくれるかと思うと、待ちきれないくらい!とても楽しみです。

Matsuierina

Q;「次はどんな作品に取り組みたいですか?」

私の作品はインタラクティブアートという新しいアートの分野に属しているそうで、観る人が実際に触れて体験するアートなんです。たとえばこんな風に!(松井さん;絵の中のネジを巻く。 注:館内では残念ながら触れることはできませんが、作品の中にゼンマイ仕掛けがいくつも潜んでいます)次は、そうですね~。(と少しだけ考えてから)クレオパトラの逸話に出てくる絨毯のような”巻き物”か何か作ってみようかと考えています。

<引用終わり>

この写真のような感じで気楽に笑顔で観客と話していました。



松井さんの経歴はこう:

 1984年生まれ。
 美大受験のために通っていた美術予備校の文化祭で大賞を受賞。
 同じ作品でGEISAI#6金賞を受賞した。
 現在、多摩美術大学油絵学科に在学中。
 自画像をモチーフにした作品で、強烈なインパクトを残す。

今後の活躍が楽しみです。
ばんがってね
おっちゃんも
草葉の陰から
応援しています
あはははは。




夏の花(52)

2006-06-26 | 写真
ハマギク(浜菊)=【Chrysanthemum nipponicum】


キク科キク属

生活型:低木状多年草

花の大きさ:6cm

分布:本州(青森県~茨城県の太平洋岸)

花が美しくて育てやすいので
古くから観賞用に利用されてきました。
江戸時代初期(1681年)に出版された「花壇綱目」に
浜菊として紹介されています。

頭花の大きさは野生キクの中では最大。

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        茎の下部は木質で冬も枯れずに残ります

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        葉は肉質で光沢があり、一部は越冬します


新古今和歌集 巻第十八 雑歌下

題しらず
        和泉式部

 潮のまに
 よもの浦々尋ねれど
 今はわが身のいふかひもなし