ダーウィン展を出てきたら
上野の山は
花盛り。
花見客で大混雑
一目3万人という見立てです。
サクラが咲いている頃の
和歌はたくさんありますが
今の気分は
この漢詩です。
・
「勧酒(酒を勧む)」
于武陵
勧君金屈巵 君に勧む金屈巵(きんくつし)
満酌不須辞 満酌辞するべからず
花発多風雨 花発(ひら)いて風雨多し
人生足別離 人生別離足る
井伏鱒二はこの詩を次のように訳しました。
コノ杯ヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミ注ガシテオクレ
花ニ嵐ノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
~井伏鱒二「厄よけ詩集」より
井伏鱒二の弟子であった
太宰治が引用したので有名なのが最終句。
誰もが知っているだけでなく
皆さんが抱く感慨の的確な表現であることが
人口に膾炙する所以でしょう。
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上野の山は
花盛り。
花見客で大混雑
一目3万人という見立てです。
サクラが咲いている頃の
和歌はたくさんありますが
今の気分は
この漢詩です。
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「勧酒(酒を勧む)」
于武陵
勧君金屈巵 君に勧む金屈巵(きんくつし)
満酌不須辞 満酌辞するべからず
花発多風雨 花発(ひら)いて風雨多し
人生足別離 人生別離足る
井伏鱒二はこの詩を次のように訳しました。
コノ杯ヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミ注ガシテオクレ
花ニ嵐ノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
~井伏鱒二「厄よけ詩集」より
井伏鱒二の弟子であった
太宰治が引用したので有名なのが最終句。
誰もが知っているだけでなく
皆さんが抱く感慨の的確な表現であることが
人口に膾炙する所以でしょう。
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