20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

北句会

2008年04月18日 | Weblog
 昨晩は、三ヶ月ぶりに「北句会」に出席しました。
 句出しがはじまる前に、まずはお料理。
「北海道」といったらラーメンサラダ。
 これを食べないと、はじまりません。


 また、夕べははじめて「きゅうり魚」というお魚をいただきました。上品で淡泊なお味で、お腹にたまごのいっぱい入った、とてもおいしい魚でした。
 どなたかが、電子辞書で調べたら、どうやら浅瀬でとれる北海道の北の方のお魚で、きゅうりのような匂いがするところから、その名前になったそうです。(焼いてある魚は、きゅうりの匂いはせず、お魚の匂いがしました。食べるのに夢中で、写真に撮すのを忘れました)
 北海道ご出身の編集者、おふたりが、「はじめて食べた」と、おっしゃっていたので、あまりメジャーなお魚ではないのかもしれません。
 北海道では、お漬け物にも鯡などのお魚が入りますし、関東では食べたことのないようなお魚があります。
 噛むのも大変なくらい固いお魚、氷下魚もそのひとつです。
 
 さて、俳句です。
 今月の兼題は「白」でした。
 色を詠むのは、ある種、抽象的でとても難しかったです。
 でも句会は、いつものように楽しくて、ずっと笑い転げていました。
 それでは今月の天・地・人をご紹介いたします。秀作揃いです。

天(一等賞)
 大いなる海飲み込むやあさり汁  悠久
 
地(二等賞)
 人食うや古木(こぼく)の花の太り肉(じし) 茶々
 
人(三等賞)
 答案の真っ白な夢(ゆめ)花あんず  忍々

人(三等賞)
 はらはらとはらはらはらと花の逝(い)く  悠久
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うれしいメール

2008年04月15日 | Weblog
 ↓のメールは、子どもの本・九条の会の事務局を中心になってやってくださっているMさんからいま、届いたものです。
 私ったら、まだ、そのリーフレットを見てもいないのに、なんだかMさんと一緒に泣きたくなって、このblogでご紹介しちゃいます。(Mさん、許してね)
  
「先ほどメールをお送りした直後に、会のリーフレットが届きました。
広報係りの皆さんの労作です。たくさんの絵本作家の皆さんがイラストを寄せてくださっています。
代表12名の方も皆さん顔写真入りでメッセージを寄せています。
あまりに素晴らしいリーフで、胸が熱くなりました。
涙が出てきそうです(大げさではありません!)
役得で一足先に見せていただいたので、黙っていられなくなって再度のメールをさせていただきました。
当日は、これをもらいに来るだけでも価値ありです。」

 たくさんの画家の方たちが、このリーフレット作成に携わってくださいました。
 お名前をあげたら、きりがないくらいのビッグネームが、あの人もこの人も・・・というくらい。
 世界で、たったひとつの、すごく贅沢なリーフレットです。
 チラシのときも、画家の人たちに代表作の主人公たちをコラージュのように散りばめていただきました。
 私たち作家は、こんなとき、そんな風に自己表現できないのがとっても残念。
 文章ではいちいち、とっても長くなってしまいますものね。

 皆さま、ぜひこのリーフレットをいただきに、日曜日は渋谷の児童会館に13:30、集まりましょう!


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日曜日には「子どもの本・九条の会」へ!

2008年04月14日 | Weblog
 今週は月曜日から、歯医者さんの定期検診の予約や、美容院の予約、キッチンのクローゼットの扉を新しくしてもらう工事の予定。
 また、3ヶ月ぶりに出席するお楽しみの「北句会」の予定などが入っています。
 仕事も追い込みに入っています。
 
 20日、日曜日の「子どもの本・九条の会」では、童美連・理事長のHさんと司会をやることになっています。
 そこでの一番気がかりなことが、代表団の皆さまお一人お一人のご紹介です。
 なにしろ児童文学界の重鎮がお揃い下さるのですから、失礼があってはいけないと、あらかじめ調べた皆さまの資料のお目通しを、元児文協会長のF先生にお願いしました。
 ところが、これがすごいのです!
 赤でチェックを入れていただくくらいの気持ちでおりましたのに、先生はすべて、一からきちんとお調べ下さり、それをパソコンで打ち出して、3回も4回もFAXで送って下さったのです。
 さらには先生と親しい画家のTさんのご意見も伺って下さり、その結果をまたお知らせ下さったりと・・・。
 とにかく、ひとつのことに取り組む先生の、半端でない緻密さと粘り強さ、誠実さを目の当たりにして、身のすくむ思いがしました。
 そんな先生の思いにきちんと応えられるますよう、これから事前準備です。
 
 当日、それぞれ重要な仕事をご担当下さっている皆さまも、ここ数週間は準備におおわらわです。ツメの連絡メールが飛び交っています。
 F先生、ご負担をおかけしてしまいましたが、どうぞご体調にご留意下さいまして20日はお元気にお出まし下さいませ。
 
 17日には、いよいよ母も退院です。でもいろいろに追われていて、今週は秩父にはいけそうにありません。

 
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命日

2008年04月13日 | Weblog
 春なのに、冬が逆戻りしたような寒さです。

 今月の10日が、義父の命日だったので、ひと月ぶりにお墓参りにいってきました。
 葉桜に冷たい雨が降りそそいでいて、道を行き交う人たちも、襟をすぼめて歩いていました。
「早春賦」の季節が過ぎ、「春の日に花と輝く」季節になったというのに、お天気はきまぐれです。
 
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IKEA

2008年04月12日 | Weblog
 

 スウェーデンの家具屋さんのIKEAは、北欧でも、パリでも、建物が同じ色をしていて、目立ちます。
 くっきりしたブルーブラックと鮮やかなイエローです。
 IKEA のシンボルカラーなのでしょう。

 
 IKEAでだいすきなのが、このコットンの大判の布巾。
 お皿を何枚ふいてもだいじょうぶ。


 キッチンボウルもカラフルで、おまけにチープで、だいすきです。


 キャンドルずきの私は海外へいくと、必ずキャンドルを探し歩きます。
 でも日本にIKEAがやってきてからは、おたんじょうびのときも、クリスマスのときも、ここでキャドルを探せるのでうきうきします。
 
 なんでもない日に、IKEAにいっても、やっぱりキャンドルのコーナーにいくと、足が止まってしまいます。

 



日ごろすごく気になっていた、仕事部屋のラグが、イスが動くたびにぐしゃぐしゃになること。それを改善させるため、ラグ・ストッパー(290円)をIKEAで買いました。
それを絨毯の下に敷いただけで、ラグがぴくりとも動かなくなりました。
快適な気分で仕事に向かるようになりました。人間、ちょっとしたことでうれしくなるものです。

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運営委員会(児文協)

2008年04月11日 | Weblog
 今日は午後1時半から7時まで、ぶっ通しの会議でした。
 総会前は、ほんとに忙しいです。

 会議後、みなさんと飲もうと、神楽坂をあちこち、お店探しをしましたが、年度初めの金曜日。
 どこもいっぱいで、おまけに11人もの人数の入れるお店がなくて、やっとお料理にありつけたのが8時過ぎ。
 たくさん飲んで、たくさん食べて、遠方からお越しのN会長を、Kさんとエドモンドホテルまでお送りして帰ってきました。
 ほとほと疲れ果てた一日でした。
 
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木槿(むくげ)

2008年04月10日 | Weblog
  

 雨がふっています。糸のような春の雨です。
 木槿(むくげ)がうすみどりの葉っぱをたくさん、つけはじめました。

『木槿の咲く庭 スンヒィとヨテルの物語』(リンダ・スー・パーク・新潮社)という作品があります。日本軍が朝鮮総督府で朝鮮を支配していたころの朝鮮人の暮らしを描いた感動的な作品です。韓国系アメリカ人二世の作家が、祖母たちから話を聞き、丹念に調べ上げ、書いたものです。
 その作品に惹かれ、昨年、この木槿の木を買ってきました。
 木槿は、韓国の国花だそうです。
  
 秋には、そんなあでやかな木槿の花も散り落ち、葉も落ち、すっかり丸坊主になってしまいました。丸はだかになった細い枝は、植木鉢のなかで踏ん張り、ひと冬を越しました。
 春。
 気がつくと、うすみどりの新しい葉っぱがたくさんついています。
 木槿の細い木は、つめたい雪も、厳しい北風も、なにもかもを乗り切って、春をむかえてくれたのです。
 暖かくなるにつれ、固い幹が、だんだんとうすみどり色に染まっていく様子を、祈るような気持ちでみていたので、なんだかとてもうれしいです。 
 
 
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『果て遠き旅路』『迷宮のマーメイド』

2008年04月09日 | Weblog
 友人の作家、池田美代子さんの新刊のご紹介です。
 人気シリーズ『妖界ナビ・ルナ』(フォア文庫・岩崎書店)は第一ステージ(10巻)から数え、ついに130万部を突破したそうです。
 この『果て遠き旅路』は第二ステージの2巻目です。
 また、『迷宮のマーメイド』(青い鳥文庫・講談社)は「不思議ネコ・ムササビ」シリーズの2巻目です。
 
 人気のシリーズをふたつも抱えながらも、池田美代子さんの筆は衰えを知りません。
 たくさんの子どもたちのファンに後押しされ、池田美代子さんの筆はますます快調です。
 おもしろさにも、さらに磨きがかかっています。
 作家というのは、たくさんの子ども読者の声援や、励ましに育てられ、鍛えられ、大きな作家になっていくものなのかもしれません。
 次々と繰り出される彼女の豊かな想像力は、まぶしいほどです。
 みなさま、ぜひお読みになってください。

 
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拝啓 ドラマ「SP」の金城一紀さま

2008年04月08日 | Weblog
 拝啓 
 ドラマ「SP」の原作者であり脚本家の、金城一紀さま。

 あなたは、いったいどこまで視聴者をひっぱるつもりなのでしょうか?
 スペシャルも二時間枠の7割が、過去のダイジェスト。
 残りの3割が予告編どおりでしたし。
 
 それなのに、私ときたら、また今回のスペシャルもすごく楽しみにして見てしまいました。
 このドラマは、深夜にしては「冬ソナ」以来の高視聴率らしいですね。なので今回、わざわざゴールデンタイムにスペシャルを組まれたとか。

 金城一紀さま
 あなたは、物語をまとめあげる力について、どのようにお考えでしょうか。あるいは、物語の根底を支えている基軸の捉え方について、どうお考えなのでしょうか?
 私には、スペシャルまで拝見しても、そこのところが腑に落ちませんでした。
 それでも、まだこのドラマにこだわっているのは、私はあなたの作家としてのデビュー作『GO』(講談社)を高く評価しているからです。

 しかし、今回のドラマはまさに、「どんだけ~」という気分です。
 いつまでも謎が解明されないもどかしさは、いわば靴の上から足の裏を掻くような・・・。
 これはドラマを見続けさせるための(視聴率を取るための)手の込んだテクニックなのでしょうか?
 だとしたら、私たちはまんまと、その手にはめられたことになります。
 
 今週こそ、すべての謎が解き明かされると念じながら、ずっと見てきたわけですから。
 でもスペシャルまで辿り着いても謎の決着の付け方が腑に落ちず・・・。
・・・えっ?まさか、あの首相云々がこのドラマを支配する謎のすべてだったと言うわけではありませんよね。
 あるいは、映画化決定と画面に宣伝のテロップが流れましたが、「実はすべては映画で解明されます。だからぜひ映画をご覧あれ」なんて言う仕組みになっているわけではありませんよね。
 
 それからもうひとつ、あなたに伺いたいことがあります。
 SPとして新しく配属されてきたオトコで、実は首相暗殺を疑似に企てた犯人だった人・・・あの人は、金城一紀さんご自身ですか?
 私は、ストーリー展開に期待が持てなくなったとたん、今度はあの俳優に気を取られています。
 あれって、金城一紀さんご本人なのかしら、と。
 これって、また新たな「靴の上」手法なのでしょうか?
 

 
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お花見

2008年04月07日 | Weblog
 昨日の日曜日は、千葉県の市川市にある須和田公園でお花見でした。
 散りぎわの満開の桜が、風が吹くたびに吹雪のようにひらひらと舞いおち、息をのむほど美しかったです。
 日本酒のおちょこのなかにも、麦茶のグラスのなかにも、花びらがひらひらひらひら・・・。
 
 日本酒の「久保田の万寿」を飲みたいと言う思いから、「万寿の会」というネーミングのつけられた日本酒がだいすきな人たちが集まる会の、毎年恒例のお花見でした。そんなわけで、いつものようにおいしそうな日本酒が何本もつぎからつぎへとカラになっていきました。
 飲めない私にと、いつも「万寿の会」の中心でいらっしゃる「この本だいすきの会」のK先生が手作りの果実酒を持参してくださるのですが、昨日はカリンの果実酒をいただきました。
 とろっと甘く、とてもおいしかったです。
 といってもせいぜい、おちょこに一杯か二杯が関の山ですが。
 昨日は「この本だいすきの会」の人たちも何人もいらっしゃっていて、特にO先生の手作りのお料理には舌を巻きました。お里でいらっしゃる秋田の郷土料理をはじめ、特に江戸川で摘みたてのヨモギで作ってくださった、あんこや、きな粉の添えられた草餅は絶品でした。
 あんまりおいしくて、思わず歓喜の声をあげてしまいました。
 
 童謡をたくさん歌ったり、飲んだりしながら、楽しいおしゃべりに花が咲きました。
 人気のblogを運営していらっしゃる編集者のQさんからは、楽しいblogの運営の仕方や写真の取り方などを、Qさんらしいやさしさのこもった教え方でいろいろ教えていただきました。また、日本画家のKさんからは「正しい歩き方」(腰で歩け)の方法を指南していただき、帰りはずっと教わった歩き方でおしりをふりふり歩いていたら、普段使わない腰のあたりの筋肉がすっかり痛くなってしまいました。やはりかなりの運動不足みたいです。

 春にしては、ちょっと強い日差しのふりそそぐ空の下、防衛していたのに、案の定、少し日焼けしてしまったみたいです。

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