梅一輪 一輪ほどの 暖かさ (服部嵐雪)
「春告鳥」とは、ウグイスのことだそうです。
「春告魚」は、鰊の異名。
また「春告草」は、梅の花・・・。
梅は、春風を待ちながら咲くところから「風待ち草」とも呼ばれているそうです。
豊かな日本語に身を寄せていると、野や、山や、海から、待ち焦がれた春の気配が運ばれてくるような・・、そんな気持ちになります。
写真は、先日亀戸天神にいったとき撮した、梅の花です。
梅といえども、「白梅」「紅梅」ではなく、ひとつひとつに名前があります。
なるほどよく見ると、それぞれが違う表情をしています。
日本語の多様性、繊細さ、美しさを感じてしまいます。
ところで、我が家にあった豊後梅の古木が、
この雪でポキリ、根元から倒れてしまいました。
花芽をたくさんつけていて、あと少しで開花を待つばかりだったのに、残念でなりません。
で、小枝を幾本か挿木にしてみました。
さて、根付くでしょうか。
うまくゆけば、豊後梅二世の誕生です。
ほんとうに、日本語はうつくしいですね。
梅の名前も、あまりにもステキで、横に立てかけてあった看板を見ながら、しばしもの思いにふけりました。
りょうさんのお庭の、豊後梅というのは、梅酒用の梅がなる梅の木ですか?
先日の大雪ではお隣の公園の桜の木も、何本も折れていました。重たい雪だったのですね。
それにしても、蕾が花ひらく前に折れてしまうなんて、ほんとうに残念です。
挿し木、成功するといいですね。
豊後梅の二世のお誕生をお祈りしています。
週の中頃からは春めいた陽気のようですが、また週末は寒さが戻ってくるようです。
いまからやっと三寒四温になっていくのですね。