20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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都知事選

2024年07月07日 | Weblog
             

朝から、蝉がないています。
とうとう、梅雨明け近しでしょうか?
でも朝からの、この蒸し暑さ。辟易です。

今日は、都知事選です。
うちの方は、都議の補選もあり、そちらの選挙応援カーの方が、賑やかで夜までうるさいくらいでした。

先日の朝日新聞の夕刊に「都知事選」の視点について書かれていました。
「子育て支援は、大切だけど」・・・・として。

結婚して子どもがいない人が、都内には237万人もいるそうです。
いろいろな事情はありますが、結婚=子育てと、考えていた、私たちの時代とは、様変わりしています。

また、自らの意思で、結婚しなくて、仕事を続けるという選択を選んだ人も増えているそうです。

確かに少子化政策は大切です。
でも「その、どこにもあてはまらない、自分がもどかしい」と訴える人もたくさんいます。
子どもを産み、育てるだけが人生ではないという、時代的変化の中での個々の想いや、個々の事情を、私たちはきちんと意識しないといけないと思いました。

多様性と言いながら、基準は「結婚して子どもが生まれたら支援」です。

確かに、子どもが生まれた場合、子育てには、お金がかかります。
産みたくても、それを考えたらという人もいるかもしれません。
その際に、援助の手が差し伸べられたら、どれほど助かるか。

でも二者択一ではないことも、意識すべきです。

個人的に考えた時、うちにも、上に息子、下に娘がいます。
その時の子育て時代。どれほどのお金がかかったか・・・。

娘は、中学校から、大学院まで私立でした。
ですから、学費だけでも、1500万円をゆうに超えるお金がかかりました。

息子は幸い、小学校から大学院まで国立でしたから、学費としては、私立と比べたら、雲泥の差でした。
(今は、国立もだいぶ上がっているようですが)

それでも、当時を振り返ると、児童文学の仕事で外出の機会が多かったのですが、自分の洋服など、たまにしか買えない。
そして、子どもたちを育てるために、節約しながら、慎ましく生きて、どうにか、その時代を乗り切ってきました。
その時のことを思い出します。

その学費を、国や都が援助してくれるのなら、どれほどありがたいか・・・。

そう言ったことを考えながらも、一方、そういう援助に無関係な人たちもたくさんいるということを、意識すべきなのかもしれないと思いました。

高齢者など、もう蚊帳の外。
それはほぼ、諦めの境地です。

でもこれからを生きる人たちに、平等になるような政策が大切だと思っています。

さて、もうちょっとしたら、投票所に行ってきます。
コメント
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