昨日、学研の国語教材の、A4版の冊子が届きました。
入試特集『平成の作品』と銘打たれた冊子で、ここ数年の入試問題によく出題されている、現代作家の代表的作品を紹介するというふれこみで作られた、六年生向けの本です。
その現代作家の代表的作品とは、梨木香歩の『西の魔女は死んだ』、重松清の『ひこうき雲』、そして加藤純子の『夕暮れの占い師』の三編です。
『夕暮れの占い師』が、私の代表的な作品かどうかは横に置いておくとして、そこには、あわせて入試問題に出題される作家の、作品の特徴というのが書いてありました。
「みずみずしい心情描写」「現代的な問題(心の問題、生と死の問題など)」「生き生きした会話」
この三点が特徴だそうです。
自分で書いた作品なのに、「へぇー」と思いながら、その記述を読みました。
巻末には、他に、入試によく出る作者・作品名があげられていました。
あさのあつこ『バッテリー』、辻仁成『そこに僕はいた』、森絵都『アーモンド入りチョコレートのワルツ』、竹内真『自転車少年記』
この4編が。
こんなふうに、入試によく出題される作家として「入試特集」を組んでいただくのは、ただただ恐悦至極ではありますが、とても面映ゆい、座り心地の悪い椅子に座ってしまったみたいな気分でもあります。
すでに絶版になっている『モーツアルトの伝言』も、いまでも全国のいくつもの県立高校の入試問題、模擬試験、参考書などで毎年毎年かなりの数が使用されています。
五年生の国語教科書に載っている伝記の『アンネ・フランク』にしてもしかりです。
しかし、作者の手をとうに離れた作品が、こうして書店の本棚に並んでいた頃とは違うすがたで、子どもたちにむけてメッセージを発信してくれていると思うと、背筋がのびる思いです。
こうやってすがたを変えて長い年月、生き残っていくというのは、児童書の特徴のひとつなのかもしれません。
とにもかくにも、新しい作品でもっとがんばれと、強く背中を押してもらっていることだけは確かなようです。
入試特集『平成の作品』と銘打たれた冊子で、ここ数年の入試問題によく出題されている、現代作家の代表的作品を紹介するというふれこみで作られた、六年生向けの本です。
その現代作家の代表的作品とは、梨木香歩の『西の魔女は死んだ』、重松清の『ひこうき雲』、そして加藤純子の『夕暮れの占い師』の三編です。
『夕暮れの占い師』が、私の代表的な作品かどうかは横に置いておくとして、そこには、あわせて入試問題に出題される作家の、作品の特徴というのが書いてありました。
「みずみずしい心情描写」「現代的な問題(心の問題、生と死の問題など)」「生き生きした会話」
この三点が特徴だそうです。
自分で書いた作品なのに、「へぇー」と思いながら、その記述を読みました。
巻末には、他に、入試によく出る作者・作品名があげられていました。
あさのあつこ『バッテリー』、辻仁成『そこに僕はいた』、森絵都『アーモンド入りチョコレートのワルツ』、竹内真『自転車少年記』
この4編が。
こんなふうに、入試によく出題される作家として「入試特集」を組んでいただくのは、ただただ恐悦至極ではありますが、とても面映ゆい、座り心地の悪い椅子に座ってしまったみたいな気分でもあります。
すでに絶版になっている『モーツアルトの伝言』も、いまでも全国のいくつもの県立高校の入試問題、模擬試験、参考書などで毎年毎年かなりの数が使用されています。
五年生の国語教科書に載っている伝記の『アンネ・フランク』にしてもしかりです。
しかし、作者の手をとうに離れた作品が、こうして書店の本棚に並んでいた頃とは違うすがたで、子どもたちにむけてメッセージを発信してくれていると思うと、背筋がのびる思いです。
こうやってすがたを変えて長い年月、生き残っていくというのは、児童書の特徴のひとつなのかもしれません。
とにもかくにも、新しい作品でもっとがんばれと、強く背中を押してもらっていることだけは確かなようです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます