公園を歩いていると、トンボが飛んでいます。
秋をつかまえるために、トンボの写真を撮したいなと思っても、トンボほど、すばしこい昆虫はいません。
人の気配を感じると、さっと逃げていきます。
ところが、ところが・・。
ある日、シオカラトンボが
「撮したいんでしょ? さあ早く撮ってよ」と、ニタリ。(と、したかどうかは、わかりませんが)
じっとして、動きません。
その隙に、
「ありがと!」
渾身の一枚です。
色なき風・・・。
立田姫・・・。
錦秋・・・。
灯火親しむ・・・。
秋のことばを、手のひらいっぱい集めたくなる季節です。