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画像の風船は、7月初旬に名古屋のサイクルトラベラーさんが見舞いにお越し頂いてお持ち下さった物です。
病室でいつもは天井ばかり見ている夫が、風でゆらゆら揺れる風船を見つめていました。
青い風船を ”父さん” 黄色を”子供” ピンクを”母さん” と書いて、”二人で父さんを支えている”姿に見立てました。
あれから5ヶ月が過ぎたのに、この風船はまだまだ空気をいっぱい孕んで元気です。
退院しても自宅に持ち帰り、夫の目にする場所に飾りました。
その夫は11/3に7ヶ月の入院期間を経て退院しました。
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着々と自宅介護の準備を進め、ベッドサイドに必要な物を揃えてみました。
入院中に夫は出ない声を振り絞って漸く聞き取れた言葉が「つ・れ・て・か・え・って・・・」でした。
それを聞いてから絶対連れて帰るのだと強く決意し、最後の1ヶ月は夫のリハビリと言うより私の介護の仕方の特訓でした。
病院の医療やリハビリのスタッフ、介護施設のケアマネージャー、介護用品の方等々、の応援を頂き、退院に漕ぎ着けました。
「一人で介護するのではない、沢山の周りの方からの応援を頂いているのだ」ととても嬉しかったです。
それでも24時間の自宅介護は私の力ではとても及ばないし、私が倒れては夫を看ることが出来ないので、「看護小規模多機能型居宅介護」施設の「らふーら」さんと連携することにしました。
今のプランでは 週末の金曜日の夕方から月曜日の朝 までを自宅で過ごし、平日の月曜日の朝〜金曜日の夕方 までをらふーらで過ごす計画です。
週末の日中は午前と午後の2回訪問して頂き、着替えやおむつ交換等をして頂きます。
おむつ交換でその2回の訪問時に上手く”大”が出ればいいのですが、問題は夜に”大”の場合、体を左右に何度も動かす動作を繰り返さなければならず、一人では難しいことです。
それと問題は夜中に痰が絡んで吸引時に、口からの吸引をなかなかさせてくれず、血中酸素濃度が90前後まで落ちて苦しそうにしている時です。
前回の訪問時に「夜中でも困ったときはいつでも遠慮なく電話して下さい」と言って頂き、とても嬉しくなりました。
でもなるだけ私の力で対処しようと思ったのですが、先日の土曜日は深夜と明け方の2回、とうとう電話してしまいました。
気持ち良く対応して貰えて、どんなに感謝したことでしょう。
いい施設に巡り会えました。
夫や私の自宅で過ごしたい思いを達することが出来、出来ない部分は心強い応援を頂きながら、自宅介護が始まりました。
体は少々大変でも、一緒に過ごせる事は気持ちの平安を保つことが出来ます。
今日は金曜日! 夕方には夫が帰ってくる!! 私の華金です(笑)!!!
ちらり〜んさんはリサーチでいい協力者を見つけてこられましたね。
こういう力があると、大変なこともうまく行くという気がします。
変な言い方ですが、「泣いて帰る場所」があるのって強いと思う。
だって、辛いことはたくさんあるもの。
ご主人がお元気な間はそれはご主人のことだったと思いますが
これからはケアマネジャーさんやらふーらのみなさんなんでしょうね〜
「一人で介護するんだ」と思っていたら、そうではないのだと気が付きました。
それは友人達であり、医療スタッフであり、介護スタッフであり、沢山の方々に囲まれての介護の始まりです。
夫の元気な姿を追い求めると哀しみと不憫さが溢れますが、今目の前に横たわる夫の姿を受け入れたら、少しでも心地良く過ごさせたいと思うようになりました。
しかしにわか介護者では力の及ばない点が多々で、プロの方の力をお借りしていこうと思っています。
退院おめでとうございます。
風船の写真、とっても素敵ですね
24時間自宅介護でちらり〜んさま大丈夫だろうかと案じていましたが、良い方法を見つけられたのですね。
リサーチ力が素晴らしいです。
無理せずちらり〜んさまのペースでゆっくりなさってくださいね。
そんな時夫はいつも後から私をフォローしてくれていました。
だから今度は私が夫をフォローする番だと思っています。
落ち着いたら猫ちゃんを飼って、一緒にニャンの癒やしを受けるのもいいかな?と考えています。