太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

マナーとグルメ

2023-10-26 07:03:43 | 日記

 最近時々夜9時過ぎに体がだるく眠たくなることがある。汗もかかなくなったので風呂にも入らずそのまま寝る。8時間くらい寝て朝目が覚めると体が軽い。体が睡眠を欲していたのだろうか。今朝はそういう朝である。

マックを食べに行かなくなって久しい。TVではこれでもかと美味しそうな新商品を宣伝する。行かなくなった理由の一つは値段もさることながらマナー的にどうやって齧りつけばよいのか。どの程度の層を一気に食べるべきか。全断面を一度にカバーするほど口は開かない。下手するとソースが服に落ちる。バンズだけ齧ってはハンバーガーの意味がない。あの縦積みの高さは日本人の口のサイズに合わない。かといって圧縮すれば空気と一緒に食べる美味しさは失われる。コンビニのサンドイッチには食べ方に迷いはない。マックから足が遠のいたのは食べ方が難しいからである。先日のおにぎりといいどうしてこんなにセコクなってしまったのだろう。これから言えることは一生上品なグルメとは無縁である。

思い切り背伸びして「孤独のグルメ」くらいにはなれるだろうか。今までTVで紹介された店はネットで検索できる。我が県にも何軒かある。訪ねてみるのも良いが気になるのは松重豊さんは美味しそうに食べるが値段が出てこないことである。1995年にウランバートルにモンゴル花正がオープンした。名前は知っている日本のレストランチェーンである。羊肉に飽き飽きしていた頃であり勇んで行ってみた。バイキング形式だったが大きなボールにキャビアがてんこ盛りしてあった。狂喜してご飯が見えないくらいしかも二層にキャビアを敷いて食べた。その夜は腹痛を起こした。バイカル湖から送られてくるキャビアは塩気が強すぎた。キャビアも上品に少量食べるのはグルメなのだろうが。TVは激辛と大盛の番組流行りだがどちらも美味しそうには見えない。日本のある地方で街中華の店に行った時白髪で細身、初老のオバサンがカウンターの隣に座った。ラーメンと餃子とチャーハンに天津飯を頼んだ。注文し過ぎだろうと思ったが10分もかからず完食した。田舎にも豪傑は居る。飛行機の機内食に半分に切ったバナナが皮つきで出て来た。隣の日本人の客は器用にバナナをナイフとフォークで食べだした。勿論皮も器用に剝く。何処で習ったのだろう。昔中国では一流レストランでも北京ダックが物凄く安かった。テーブルまでやってきて皮を削いでくれる。大変美味しいのだが後には結構立派な身(肉)が残る。それも削いでくれと言ったら断られた。正式には「北京ダックの皮」とメニューに書くべきだろう。久し振りにはなまるうどんに行った。烏賊の天ぷらとかき揚げをサイドメニューで取った。770円くらいになった。もう立派な定食である。昔の新幹線名古屋駅ホームのきしめん、宇高連絡船の讃岐うどんは「かけ」で十分旨くしかも安かった。所得減税、給付金は年金生活者には無縁なのだろう。じゃこ天は貧乏くさいと言った知事がいる。四国に失礼なだけではない。じゃこなど入っていない玉ねぎ主体のかき揚げでも結構思い切って頼んだ者をどう思う。入るを量りて出ずるを制す。入るは定額なのに出ずるは値上がりばかりの身にもなってみよ。


笑えない話

2023-10-25 07:51:44 | 日記

 札幌市で開催された北海道の旬の食材を提供するイベントで、北海道江差町のブースで販売された約300個の焼きアワビの大半が中国産だった可能性があるとのこと。味が違うと客が言ったわけでもないだろう。内部告発?業者は間違えて使ってしまったと言い訳をしている。中国のSNSで騒がれなければ良いがと心配している。「やっぱり日本人は国産を危ないと思っている。その点我が国のアワビは安全だという証拠である。」と。調べてみるとマグロなどの回遊魚ではもっと複雑になる。回遊魚では漁獲した場所、あるいは水揚げされた場所を原産地とするとJAS法で定められている。インド洋で日本の漁船が獲れば国産、中国船が獲れば中国産となるが原産地はどちらもインド洋である。焼津漁港に水揚げされればインド洋(焼津漁港産)となる。もし中国船が日本の港に水揚げしたら「中国、インド洋(焼津漁港産)」となるのだろうか。消費者の安心と安全のための品質表示だがかえって分かりづらい。

今日は車を定期点検に出す。もう10年以上乗っている車だが故障は一度もしたことがない。未だに燃費はリッター20~25㎞走る。加速も当初のままである。何台か乗り継いできたがもっとも安定した車である。ディーラーもこの車種は名車ですと言う。しかもビッグMの反動か強引に交換部品を薦めてくることはない。次の点検か車検の時に気をつけましょう、それまでは大丈夫ですよと言う。しかも待っている間はゆったりしたソファーで美味しいコーヒーとクッキーまでサービスしてくれる。何だか悪いような気もする。お礼に車種名を挙げておこう。黒のプリウスです。10年前は少なかったが今はタクシーによく使われている。間違えられて手を挙げられたらどうしようと心配しているがまだ経験は無い。


諦めの悪い性分

2023-10-24 07:53:09 | 日記

 先週の木曜日クロダイ釣りに行ったが38㎝が上がって終わり良ければ全てよしと潔いことを言ったばかりだ。しかし中3日でまたぞろ行ってしまった。顔見知りのクロダイの名人が10月一杯は釣れると思うよと言っていた事、餌ガニがまだ獲れる事、天気が良かったこと、この3点が揃えば前言を翻すことに躊躇はない。何とも諦めの悪い性分だ。残念ながら釣れなかった。諦めが悪いのを通り越して諦めないのだ。これは釣りに限ったことではない。柳の下のドジョウ狙いは今に始まったことではない。そのために無駄になった時間は相当ある。この子は粘り強いと褒めて下さった先生方、申し訳ない諦めが悪い性分だっただけです。

カリスマ経営者がベンチャーで始めた事業を悉く成功に導いた。成功の秘訣はと聞かれたとき「成功するまで諦めず粘り強く続けることです。」と答えた。当たり前の話で成功した事業を成功れと評されていたのだ。ただ裏がある。続けられた本当に理由は世間にはあまり知られていない。ベンチャーに注ぐ何倍もの努力を本業で続けていた。本業で利益を生み出しそれがベンチャーを続ける原動力になっていたのだ。柳の下のドジョウを狙うには安定して獲れる他の魚を確保しておかなければならない。自分の場合はこの時期ハゼだが。そのハゼももうすぐ釣れなくなる。その後はルアーでヒラメ狙いだが成功したことがない。今年の秋冬も粘ってみる。

大阪万博が「昭和の夢よもう一度」と揶揄され成功すれば維新の手柄などと皮肉られている。昭和生まれの者として言わせて貰う。先の東京オリンピックの時も言ったように万博も五輪も生涯一度で十分である。夢と希望に酔いしれることはもう起こらないと思っている。「昭和の夢は平成が見る。」楽しい事も悲しいことももう十分の昭和生まれである。


秋本番

2023-10-23 06:45:40 | 日記

 蝉の声を聞かないまま夏が終わった。自転車散歩で家々の庭先や街路樹で金木犀のいい香りが漂うようになってきた。それがキンモクセイの香りだと知ったのはかなり大人になってからだ。小さな橙黄色の地味な花が匂っているとは思わなかった。田舎で生まれた割には木の名前をあまり知らない。知っているのは実を付ける草木だけである。今年は何故か銀杏が中々黄色くならない。銀杏は寺の境内に巨木があり知っていた。ギンナンの実はかぶれるからと言って小川の中で足を使って皮を剝いていた。食べた覚えはないので多分ガキ大将に上納していたのだろう。秋の愉みは何と言ってもアケビ採りである。結構遠くの雑木林まで採りに行った。アケビの蔓は雑木に絡まって高いところに生っている。枝が細いので小さな者がよじ登る。採った実はガキ大将が配分する。大きいのは当然年長者に、我々は小さいお零れを貰う。種が多くて白い甘いところは少ないのだが甘いだけで美味しいと思った時代である。奈良に住んだことがあるが若草山の裏の遊歩道にアケビが沢山なっていた。大人になっていたので木に登って採る訳にも行かずもったいないと思っていた。今時の子供は野生の実を食べる遊びなど無いのだろう。猿と同じような生活をしていた子供が海外の取引先で霞が関の官庁で、東京の業界団体で一丁前の顔をして過ごしていたのだからお笑いである。お隣のアフガン家族の両親は子どもの頃を懐かしく思い出すことがあるのだろうか。小さな子供たちは郊外のこの街が思い出になるのだろうか。秋は何となく昔を思い出す季節でもある。


ピン(1)からキリ(10)まで

2023-10-22 07:27:41 | 日記

  我が意を得たりのネット記事があった。「コンビニのおにぎりがいつの間にかかなり値上げされていました。」である。釣りの行き帰りとか結構コンビニに寄っておにぎりを買うのだが何となく高くなったなあと思っていた矢先だ。100円は塩むすびくらいか、高い物は200円を超える。最近TVなどでも外国人観光客が買って美味しいと評判だと取り上げられ調子に乗っているのではないか。おにぎりで本格的食事などしようとは思っていない。小腹が空いてちょっと足しにというのが本音だ。カップ麺と同等の値段になって買う気も失せる。美味しさを追求するよりコスパを考えているのが分らないのか。それとも貧乏人は塩むすびを食べよというのか(勿論美味しいのだが昔貧乏人は麦を食えと言った大臣を思い出した)。

昨日市民講座は「Quadをめぐるインドの多極外交」だった。インドも仕事で訪れた国であるが若い頃幅広いテーマがある市民講座を受ける機会があれば予習となって見識も随分拡がっていたと思う。今講座は人生の復習のようなものだがこれを活かす場面などない。活かすことと言えば思い出を補強するくらいだろうか。インドは先のG20ニューデリーサミットで議長国だったが無理だと思われた首脳宣言を取りまとめた。ただしロシアへの言及・非難抜きの宣言だ。ウクライナ侵攻よりその経済的影響を考えてのことだ。制裁を課せられているロシアからの原油輸入最大国でもある。制裁を課している西側諸国はインドの面子を潰す訳にはいかないという理由で宣言を受け入れた形だ。インドは世界最大の民主主義国家(選挙で政権選択をする)と言われ西側はインドが中・ロに取り込まれたら大変と気を遣っている。またグローバルサウスを代表しているということもある。西側(G7+EU)と中ロの対立が激化している中インドはどちらにも付かずというイソップ童話の蝙蝠のような立場をとっている。IMFの予測ではGDPランキングで2025年にはドイツを抜き4位に2027年には日本を抜き3位になる(1位アメリカ、2位中国)。何と言っても強みは若年層の多さ(人口ボーナスと言われる経済成長)である。中国が既に少子高齢化に入っているのに対し30年遅れで辿っている形だ。やがて中国に代わってアメリカと肩を並べる国になるのだろう。王政でもなく専制君主もいない何とも不思議で不気味な大国である。表現は悪いが何処か一か所が破綻しても全体としては生き残る変幻自在のアメーバーのようである。

世界情勢の講座のあと小腹が空いて帰路コンビニに寄ったら冒頭のおにぎり問題である。片田舎の初老もピンからキリまで心休まる暇がない。