最近時々夜9時過ぎに体がだるく眠たくなることがある。汗もかかなくなったので風呂にも入らずそのまま寝る。8時間くらい寝て朝目が覚めると体が軽い。体が睡眠を欲していたのだろうか。今朝はそういう朝である。
マックを食べに行かなくなって久しい。TVではこれでもかと美味しそうな新商品を宣伝する。行かなくなった理由の一つは値段もさることながらマナー的にどうやって齧りつけばよいのか。どの程度の層を一気に食べるべきか。全断面を一度にカバーするほど口は開かない。下手するとソースが服に落ちる。バンズだけ齧ってはハンバーガーの意味がない。あの縦積みの高さは日本人の口のサイズに合わない。かといって圧縮すれば空気と一緒に食べる美味しさは失われる。コンビニのサンドイッチには食べ方に迷いはない。マックから足が遠のいたのは食べ方が難しいからである。先日のおにぎりといいどうしてこんなにセコクなってしまったのだろう。これから言えることは一生上品なグルメとは無縁である。
思い切り背伸びして「孤独のグルメ」くらいにはなれるだろうか。今までTVで紹介された店はネットで検索できる。我が県にも何軒かある。訪ねてみるのも良いが気になるのは松重豊さんは美味しそうに食べるが値段が出てこないことである。1995年にウランバートルにモンゴル花正がオープンした。名前は知っている日本のレストランチェーンである。羊肉に飽き飽きしていた頃であり勇んで行ってみた。バイキング形式だったが大きなボールにキャビアがてんこ盛りしてあった。狂喜してご飯が見えないくらいしかも二層にキャビアを敷いて食べた。その夜は腹痛を起こした。バイカル湖から送られてくるキャビアは塩気が強すぎた。キャビアも上品に少量食べるのはグルメなのだろうが。TVは激辛と大盛の番組流行りだがどちらも美味しそうには見えない。日本のある地方で街中華の店に行った時白髪で細身、初老のオバサンがカウンターの隣に座った。ラーメンと餃子とチャーハンに天津飯を頼んだ。注文し過ぎだろうと思ったが10分もかからず完食した。田舎にも豪傑は居る。飛行機の機内食に半分に切ったバナナが皮つきで出て来た。隣の日本人の客は器用にバナナをナイフとフォークで食べだした。勿論皮も器用に剝く。何処で習ったのだろう。昔中国では一流レストランでも北京ダックが物凄く安かった。テーブルまでやってきて皮を削いでくれる。大変美味しいのだが後には結構立派な身(肉)が残る。それも削いでくれと言ったら断られた。正式には「北京ダックの皮」とメニューに書くべきだろう。久し振りにはなまるうどんに行った。烏賊の天ぷらとかき揚げをサイドメニューで取った。770円くらいになった。もう立派な定食である。昔の新幹線名古屋駅ホームのきしめん、宇高連絡船の讃岐うどんは「かけ」で十分旨くしかも安かった。所得減税、給付金は年金生活者には無縁なのだろう。じゃこ天は貧乏くさいと言った知事がいる。四国に失礼なだけではない。じゃこなど入っていない玉ねぎ主体のかき揚げでも結構思い切って頼んだ者をどう思う。入るを量りて出ずるを制す。入るは定額なのに出ずるは値上がりばかりの身にもなってみよ。