太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

意外だった北海道旅行のつづき

2015-08-06 08:12:27 | 旅行

現地のバス会社でチャーターされたガイドつきバスで3日間北海道を横断する。北海道は確かにイメージどおりで広大な畑や森が延々と続く。最初は珍しさもあったが、(意外の三)はこのバスガイドの説明がだんだん鼻につくようになった。一直線の道路に出ると、必ず直線の長さを自慢げに言うが寄る所が無いから一直線に作ったのであって無理して作ったわけでは無い。この話は多分5回くらい出てきた。冬場に牛に干し草を与えるため作った牧草ロールを黒いビニールで覆った「サイレージ」が見える度に作り方の説明をする、これは7回くらい。小麦やてんさいなど見えると種まきから収穫時期までを細々と説明する、農産物育成説明が10回くらい、さらに北海道産の美味しさを自慢する。バスの客がどこから来たのか、日焼け顔を見て分からないのか、千葉、茨城あたりのプロのお百姓さんも居るのだぞ。町を通る度に「広さ」を本土の府県を例え人口の少なさと広さを強調する。これは5回くらいか。あるときはここは歌手の松山千春の出身地で彼のお父さんの仕事とか家族構成と歴史を細々と延々喋る。こちらはそれを聞いたからどうだ、何に応用できるわけでもない。兎に角芸能人、スポーツ選手など出身の自慢話8回くらい。歴史を語るのに有名人だけしか出てこない。お決まりのラベンダー畑ファーム富田では開墾者の富田さんの苦労話が延々、彼は何度も止めようと思ったと悲劇のヒーローの扱い。誰に頼まれたのでもなく、自分の意志でしょう。東京には辞めたくとも辞められない悲劇のサラリーマンは何百万人も居る。あげくに北海道のパッチワークはお花畑ではなく、実は畑(オイル用ラベンダー)なんです、は3回出た。富良野では当然倉本総と(マージャン好きだったよう)北の国からの裏話、こちらはTV見てないから興味もなし。この話が延々続く中、ガイドの背景に高い山が見えて名前が知りたかった(十勝岳?)がガイドは振り向きもせず話に夢中、やがて山は見えなくなる。話す口調が柳原可奈子の店員のモノマネのように意味の無いところで「間」をとり、ちょっと自分にうなずき続けるところに激似。これは癖かもしれないが100回は鼻に(耳にか)ついた。クイズ形式の問いかけも30回くらい。森を抜ける度に鹿が出ると自慢、家内が一度見つけて感動していたが、こちらは奈良公園の近くに住んでいた経験があり、鹿は良く知っている。このガイドは話の「間」はあるが話全体は延々と続きちょっと沈黙があるとこちらは工場の昼休みモーター音が止まった如く安心感が得られる。その機会は極稀だったが。多分、彼女は小学生相手とかガイド歴長く、自分のパターンを確立しており文句お言ってももう修正きかない。バスの客は皆大人しく、自分たちの会話もガイドの邪魔にならないようひそひそ話。一組だけダンナさんが熱心にガイドの話に耳を傾け、うなずいたり。小声でへぇーとか感嘆、多分この人はこれから先も些細なことに驚きと感動を覚える幸せな人生が送れるだろうと正直羨ましくも思った。釧路の海鮮丼、TVでよく見る豪華さはほんもnが2,980円?それだけ出せば東京でも食える。景色は広大だが(モンゴル人は感動しないだろう)町に殆ど人を見かけない不安はある。ところどころにメガソーラーがありこの広大な地が真っ先に導入制限となった理由も実感。場所はあるが消費が無い。毛ガニと甘エビを土産に買ったがこれは美味かった。

想像道理の景色は北海道に何の責任も無いし、ご老齢のバスガイドに恨みごとをいうわけでもない。むしろガイドにはこちら夫婦に隙を与えず、結果的に想定していた揉め事が起こることを防いだことに感謝しなければならない。旅が無事終わった事に感謝!



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