太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

頷ける結果

2024-08-05 08:02:41 | 日記

 拝啓 盛夏の候、貴社におかれましてはますますご発展の由、お喜び申し上げます。ビジネスでは何度か使った例文だがリタイア後の今なら○○様におかれましてはますますご壮健でご活躍の事お喜び申し上げます、と個人宛になるのだろう。しかし時候の挨拶から始める目上の人はもう殆どいない。おられてもご壮健でない方が殆んどだろうから使うには躊躇してしまう。寂しい限りである。時候の挨拶で「盛夏の候」は梅雨明けから立秋(8月7日)の前日までだからまさに今である。立秋を過ぎると残暑となる。使うタイミングが結構難しいからここでは○○様をブログ読者の皆様に置き換えて使わせて貰おう。

令和6年度学力テストで長文読解力不足が指摘された。背景として、スマートフォンなどの普及で子供たちが短文や絵文字に慣れる一方、活字の長文に親しむ機会が少なくなっていることが考えられるとのこと。経験からそうだろうと思う。息子が小さい頃おばあさんが任天堂のゲーム機をプレゼントしてくれた。子供は大喜びで夢中になったがプレイを見ていて驚いた。画面上の出て来るコマンドを瞬時に読み取り次々と進んで行く。読み取ってるのと聞くと当たり前だと言う。大人でも読み取るにはもう少し時間がかかる。多分文全体を映像のように捉えて理解していたのだろう。関連の仕事に就いているが、それ仕事?と工場で体を使って物を作っていた世代の親としては思ってしまう。短い文章を瞬時に理解する能力は圧倒的に若い人の方が早い。

ゲーム機と言えば野球盤くらいしか無かった世代では相変わらず文章に拘る。読む方は衰えてはいないと思うが書く能力は格段に落ちている。読めるが書けない。書き取りテストをしたら今の高齢者は小学5年生くらいだろうか。「挨拶」を書ける人は少ないだろう。「拝」の横線は何本だったか迷う。「務」という感じは相当落ち着かないとかけない(これは個人的問題か)。パソコンやスマホによって高齢者は多少読む能力は増しているがそれを上回って書く力が落ちている。国民総学力テストが実施されたら困る。子供に顔向けできない結果が出ることは間違いない。



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