太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

知事選に思う

2024-06-30 07:57:05 | 日記

 都知事選の候補者の政見放送をMHKで見た。感想は国民の大多数感じたと思うが、この人が隣に住んでいたら、親戚だったら嫌だなあと。供託金300万円を没収される(一定の得票数に至らない)人が随分いるだろう。300万でTVに出られてポスターで顔も名前も売れる、それで良いではないかと思う人もいるかも知れない。このまま行くと候補者1000人とかの対策も考えておかなければならなくなる。本気度の篩として供託金を5000万円くらいに上げる?金持ちしか立候補できないのかと批判されるか。グッドアイデアがある。公約を事前提出し、無作為に選んだ都民(勿論選挙権のある人)1000人による投票で上位10人に絞る。予備選挙のようなもので裁判員裁判があるくらいだから出来そうな気がする。選挙の実施にかかる行政コストを下げるためとか理由をつければ良い。都民でもないのに何を考えていると言われたら、NHKの受信料は払っているステークホルダーとして物申す。

西の方で梅雨による豪雨が続いている。川の氾濫やがけ崩れ、土石流などの被害が出なければよいが。大災害の度に対策工事をしているが被害はその次に弱い所に移って行く。いたちごっこである。雨は悪いとこばかりではない。田圃に水が必要なこの時期有難いことも多々ある。皮肉なことに東北地方は今水不足だと聞く。ナイル川は毎年氾濫して流域に大変な被害を齎していたが上流の栄養を含んだ土砂が流れてきて下流に肥沃な穀倉地帯を形成した。中学で習った4大文明発祥の地は全て大河の流域である。繁栄が継続しなかったのは農耕から工業社会へと時代が移ったことも無縁ではあるまい。

我が街には水田用の用水路が縦横無尽に走っている。最近では宅地開発が進み水田は減って行っているが東京のベッドタウンとして人気は高い。しかし何年に一度かは用水路が氾濫して一生に一度の買い物が悲惨なことになる。新しい住人は過去の大氾濫など知らない。農業をやめた人から聞いた事がある。農業用の電気や水は驚くほど安いよ、と。そうであるなら用水の被益者は氾濫対策に協力すべきである。自分達も被害者だと言うのはその通りであるが朝早く出て夜遅く帰ってきて寝るだけのサラリーマンとは少し違うような気がする。雨は止んだが今日も曇天、日曜だが市民講座の日である。バランスよく発展する街を望む。4大文明には遠く及ばないが日本500大文明(人口比)くらいには入らないと。