太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

もうそんな季節か

2021-08-29 06:56:31 | 日記
 折込チラシや新聞の広告欄、最近はコンビニのポスターにもおせちの予約開始が載るようになってきた。大変美味しそうで豪華に見える。値段も高いと思っていたが手間暇(人件費)を考えるとさもありなんと理解を示せるようになってきた。もし主婦の家庭料理に人件費を加えたら結構な値段になるかも知れない。おせちには毎年同じことを書いているがこの業界は反省がない。相変わらず具材は重から飛び出しておりとても重ねられる状態ではない。特にエビ類、なかでもイセエビは逃げ出す勢いである。我が家も何回か頼んだことがあるが味と品数は満足しても外観の違いは如何ともしがたい。つい値段のことを考えてしまう。監修をした京都の老舗割烹や一流シェフはこの広告をどう思っているのだろう。並べ直せばこううなると言うのだろうか。フォトジェニックはこの時違う。
 見た目との違いは思い出がある。子供が小さい頃レストランでスパゲッティが運ばれて来た時それまではしゃいでいた子供が泣きそうになった。理由を聞くと頼んだのはこれではないと言い切る。ウィンドに飾られたスパゲッティはフォークでクルクルと巻いて持ち上げていたとのこと。見本と本物は違うという説明など通じない。こちらも大人だからおせちの重の見た目が違っても泣きはしないが味がショッパイと感じるのは気持ちの問題か。一流シェフはそれを見込んでの薄塩仕立てですと言うのだろう。
 広告が感動を呼ぶこともある。ファミレスが全国に広まりつつある頃、外人の客を連れて昼食でファミレスに入ったことがある。好き嫌いが分らないのでファミレスなら大判のメニューで見た目からも選択できる。食事が終わったあとで食べられましたかと聞くと大変満足して一つ頼みがあるという。実はあのメニューが欲しいという。写真は綺麗だしお客に対してこれほど親切なものはない。帰って土産話にしたいという。ダメ元で店に頼んでみたがやはり持ち帰り不可だった。
 もしメニューの写真と全く同じものが出てきたらどうだろう。オモチャのような小さな皿に乗って。メニューの何処にもサイズ表示はない。文句は言えるだろうか。それともオーナーは虫眼鏡で見るような小さな文字で原寸大ですと注意書きをするだろうか。