太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

何だか小粒の時代

2021-08-22 10:05:54 | 日記
 高校野球も何試合かTVで観戦したが今年は何だか長打が少ないような気がする。それに選手が皆似ているような感じがする。個性的と思えるフォームや粗削りで三振かホームランと言った意外性を持つ者はいない。下手かと言うとそうでもない。全体的に均質化しておりレベルは高い。ではピッチャーが良くなったかと言うとそうでもない。目立つのは長打を警戒して外角を投げる者が多い。決め球で真ん中で勝負というのは時代遅れなのだろう。指導者の個性が無くなってきたのか、コロナ禍で練習が十分出来なかったのか。それでも必死さは十分伝わってくるからそれなりに感動はあるのだが・・・。
 相撲もそうだがスポーツ界に限らず政財界もしかりである。全て小粒になってきたような気がする。全体のレベルが平均的に上がってヒーローなき時代に突入したのかも知れないのだが。大物然とした政治家は居なくなり、経済界で立志伝中の人物は見当たらない。文明の進歩は行き着くところ物皆似て来ると以前ブログに書いた。典型は首都の街並みである。アフリカの国々でも首都には高層ビルが立ち並び何処の国かと見紛う。日本国内でも同じような景色はあった。県庁所在地はどことなく東京に似ており地方都市の風景も個性は無くなって行った。日本全体が均質化して行った時代である。均質化は成熟のバロメーターとも言えるが残念なことに劣化(老化)がほゞ同時に始まる。我が町も人間の一生に喩えるならピークを過ぎつつある。実年齢と街の年齢が似て来た。唯一異なるのは小さな子供達が減った住宅団地でお隣に集まるアフガニスタン家族の子供達の歓声である。銃を構えて政治は出来ないようにも思うが、お隣のように日本で育つ子供達がやがて国に帰り祖国の復興を担う日がくることを願う。アフガンに限らず日本で暮らす人達に願うのは労働力や税金で日本に貢献して欲しいとは思わない。祖国への貢献を第一に考えて欲しい。