太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

日向ぼっこが目的?

2020-12-09 08:16:35 | 日記
 子供の頃の歯の根が合わないほどの寒さは無くなったように思う。それでも本格的な冬に向けて寒い日は続く。一昨日は晴天でこの時期には珍しく気温も15度を超えた。どうせ釣れないだろうが日向ぼっこを兼ねて釣りに出掛けた。この時期はあまり釣れる魚も無く餌を買うのも勿体ないのでルアーにした。ルアー釣りはたまにやるが釣れたことはない。あまりと言うのはモンゴルではルアー釣りでイトウを始めニジマスの巨大なやつとか嫌と言う程釣ったのでもう充分と思っていたので手を抜いて堤防に胡坐をかいてルアーを投げる。横着な釣りだが日向ぼっこという目的は果たせる。近くのテトラには平日にも関わらずクロダイ釣りの人が大勢居る。皆釣り具から服装まで本格装備である。年が行くとテトラは危ないので最近はテトラは躊躇ってしまう。その内の一人が仕掛けを準備していたので見に行った。器用に針まで結んで仕掛けは随分複雑である。一つ一つに意味があるのだろう。単にルアーを投げ込むこちらとは大違いである。釣りが趣味とはこういうものだろう。聞くと割と近い海辺からここに来たと言う。最近は近くの海が砂で埋まって浅くなってしまい釣れないからここまで来たのだという。確かにこの海岸はあっという間に砂で地形が変わってしまう。
 尋ねもしないのに3交代勤務だから時間があると釣に来るとのこと。こちらは退職して時間があるから最も安い遊びに来る、しかも天気のいい日だけと言うと羨ましい生活ですねと言う。いや、自由があり過ぎる不自由というのもあるんです、人間やはり多少の規則に縛られて暮らす方がメリハリがあって楽ですよと言うとそれでもやはり羨ましいという。こちらも有休など使った事が無い40数年だったが、休みは定年後に纏めれば良いと思い休んだ記憶がない。有休など使ったことが無く何年かはどれくらい会社に出れるものかと試したことがある。職場も近く土日は無人になるので我が事務所の如く出掛けた。フルタイムではなく2、3時間雑用をすることが多かったが365日連続で出社したことが何年もあった。休みなど定年後有り余るほどとれる。趣味の時間だって十分あるだろうと思って過ごした。ところがいざ定年になると最初の1年は慌ただしいが今は、さて明日はどうしようと迷う毎日である。有り余って困らないのは金だろうが残念ながら自由時間×自由に使える金=一定という公式があるようで時間があっても金はない。
 そんな日だったが夕方突然竿にグニョッという手応え、大物が掛った。ヒラメが掛る場所とは聞いていたが重くて左右に暴れる。これはと思い立ち上がろうととしたら長く胡坐をかいて座っていたので上手く立ち上がれない。モタモタしていたら魚はスポット外れてしまった。あと5mくらいまで引っ張っていたので残念でならない。チャンと立って釣っていれば糸が緩むことも無く釣れていただろうと思うと後悔してしまう。想像では40㎝くらいのヒラメだと思う。これは何時かリベンジしなければならない。しかし潮の具合に関係なく天気が良くて暖かい日と限定している横着な釣りではそう上手くはいかないだろう。何事も手抜きをしてはいけない。偶にしか休みが無くて貴重な1日を釣りに来ている人を思えばもっと真剣にやらねばと思いながら帰ってきた。それにしても平日にあの沢山の釣り人とサーファーは何処からやって来るのか。この海も色んな意味で有名になりつつある。先日大量のハマグリが打ち上げられたのでニュースになったがハマグリは禁漁で採ってはダメ、来ても無駄。これ以上人が増えると3密になってしまう。