太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

恐いものなど無いのだろうな

2020-08-24 07:12:25 | 日記
先日釣りに出掛けた時、地元の消防団の名前が入った消防車が何台も港に集まっていた。サーファーに事故でもあったのかと見ていると港のスロープのところで新品の水上バイクを海に降ろす練習をしている。隊長らしき人と何名かの団員が見守っており、牽引された水上バイクは新品で最近購入したのだろう。勝手が違うのだろうが牽引者のドライバーは何度も切り返しをして真っすぐバイクを海に降ろそうと懸命である。整列して見守る団員の中から隊長から少し曲がっているとか細かい指示が飛んでいる。この漁港では水上バイクが船の航路でレースのように爆走して遊ぶ人があり事故も多分起こるのだろう。沖合で止まってしまったバイクを見たこともある。消防団の任務でも多分水上バイクは必要なのだろう。危ないから近寄らないでと隊長に制止させられる。何度も切り返しの訓練を見ることになる。
このスロープの場所は釣りの帰り手を洗ったりする場所だが、別の日にファミリーらしき10人くらいの集団がやはり水上バイクを下ろす場面に遭遇した。小学生くらいの子供も何人か居り、パパと呼ぶ声も聞こえた。やはり家族かと思ったがそのパパが凄かった。色は真っ黒、短髪でタンクトップからは極彩色の倶利伽羅紋々が肩から背中に見える。サーファーに良く有る単色のファッション的なものとは明らかに根性が違う。しかも身長は180を裕に超えて体格も100キロオーバーだろう。美人の奥さんも居り、若い衆も4、5人居て牽引車を運転しているが相当荒っぽい。都度パパから檄が飛ぶ。こちらは手を洗うだけだから暫く様子を見る。このパパは多分喧嘩で負けたことなど無いだろう。いや外観からして仕掛ける人も居ないだろう。水上バイクで遊ぶのは何故かファミリーが多い。この家族を見ていてつい彼らの人生を想像してしまう。何処かの時点でもう後戻りはできないという決断をしたのだろう。仕事も限られているとは思うが奥さんは美人で子供も可愛い。強面だが子供には優しく返事をしている。虐待することなど無い雰囲気である。スロープは空いていれば使えるのだろうが例え邪魔になっても注意する漁師は居ないだろう。バイクが沖合に出たのでスロープを下って手を洗おうとしたらその強面パパが、邪魔したねと言う。いえ大丈夫ですと小さく答えた。世の中誰が優しいのか分からなくなってきた。