11日は東京で206人、全国で378人の感染者が出た。一昨日に比し微減ではあるが傾向として減っているとは言えない。コロナ感染では馴染みのない言葉が出て来る。市中感染もその一つだ。普通市中と言えば市中引き回しの刑くらいしか思い浮かばないが、健康な人が普通の日常生活で感染してしまう状態をいう。一時期抑えられていた地方での増加や経路を追えない感染者が増えていることから既に市中感染は広まっていると考えざるを得ない。それにしても恐るべき感染力である。ちょっとした隙を狙って綱渡りのように移っていく。時々外出するが3密は極力避けている。今は他人に比し極端に人との接触が少ないライフスタイルだからもしこれで感染したらもう日本人の誰でも感染の危険がある証になる。
手の打ちようがないか、否。人から人へしか経路はないのだから大丈夫と思って確保しているソーシャルディスタンスが不十分だったということだろう。wider distanceである。自粛要請も再度すべきである。自粛と解除が繰りかえされるとそれが新しいライフスタイルとして定着し慣れも工夫も出て来る。全国で500人を超えるようなことになればきっとそういう意見も出て来る。以前の生活に戻るのは1年くらいかける覚悟をしなければならない。恒紀は過ぎて乱紀に入っているということだ。違うのはこの乱紀は人間の手で終わらせることができる。
そんな中、7月22日からGOTOキャンペーンが始まる。GOTO HOMEキャンペーンではないから注意すべきだ。自宅軟禁のように外出自粛していても何ら補助金が出るわけではないから勘違いしないように。気持ちは、平地風波（へいちのふうは）乗り越えて、行くぞウィルス防衛隊。それにしても何もしないことが最大の防御になろうとは・・・。