太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

第2波がやってきた

2020-07-11 08:13:02 | 社会観察

予想されたことだがコロナの第2波がやってきた。昨日は東京の感染者数が過去最多の243人となった。全国でも429人である。危惧していた第2波の山が第1波より高くなるかも知れない。これは第1波の対策が効果が無かったということ(対策がなければもっと高くなった筈という意見もきっとあるだろうが)になりはしないか。経済との両立などと甘い事は言ってられない。怪しいところを重点的に検査したから増えたというのは筋が通らない。検査しなくてもこの感染者は居たのである。こうなったら検査数を徹底的に増やして隔離するしか方法はないのではと思う。それでも政府は病床数に対する入院患者や重症者の割合が低く抑えられているとして直ちに緊急事態宣言を出す状況にはないという。それなら指標は病床数の裕度や重症者の割合にすべきである。このタイミングでイベント緩和にまで踏み切った。あれほど注意していたであろう病院でもクラスターが発生する。感染防止措置を行った上でなどの条件は虚しい。政府の好きな言葉「躊躇なく」は躊躇しまくりではないか。経済活動や休業補償の問題が判断を鈍らせているとしか思えない。両立は無理だと考えてどちらかに重きを置くべきである。

カチンとくることばかりだが7月からレジ袋が有料になった。もう一つ釈然としないところに溜飲を下げるネット記事があった。

「7月から、原則としてレジ袋が全国一律に有料化された。 だが、袋詰めする作業台(サッカー台)があるスーパーマーケットなどと違いコンビニエンスストアでは、自前の袋(マイバッグ)を持っていたとしても、それを取り出すのに時間がかかったり、商品が入りきらずに追加でレジ袋を購入するなど、問題が噴出。・・・不満の声をあげているのは、客だけではない。店員からも、「有料化を知らなかったお客さんから怒鳴られた」「自分で袋に無理やり詰め込んだのに、卵が割れたとか文句言われた」など、客から理不尽なクレームをつけられたという嘆きが多く出ている。 ・・・レジ袋を製造している企業からは、レジ袋の有料化を疑問視する文章が掲示され、大きな話題を呼んでいる。・・・清水化学工業は、ポリ袋が海洋ゴミに占める割合がわずか(容積ベースで0.3%、重量ベースで0.4%)であるといったデータを示しつつ、海洋汚染の象徴であるかのように非難されていると主張。「レジ袋有料化による海洋プラごみ削減の効果はほぼない」と断じている。 さらに、「石油精製時にポリエチレンは必然的にできるのでポリエチレンを使用するほうが資源の無駄がない」「ポリ袋は薄いので資源使用量が少量で済む」などとして、エコ商材だと訴える。紙袋と比較しても、3割も少ないエネルギーで製造が可能で、輸送に必要なトラックも7分の1だという。  ほかにも、買い物に使われたあとはゴミ袋として使われるなどリユース率が高く、ゴミとして焼却しても理論上、発生するのは二酸化炭素と水と熱であり、ダイオキシンなどの有害物質は発生しないという。 使用量が多く、海洋ゴミとしても大きな割合を占めるペットボトルや発泡スチロールではなく、なぜ真っ先にレジ袋が排出抑制の槍玉に挙げられたのかは不明だ。・・・おそらく、削減しやすそうなところから始めたのだろうが、このレジ袋有料化が、消費者の購買意欲を削ぐ結果につながらないことを祈りたい。 」

いちいち納得してしまう。積水化学工業は住宅用太陽電池の普及に大きく貢献した会社だ。友達も居るがまさか私の気持ちを代弁してくれているのではないだろうとは思うが。公園などでゴミ箱を撤去すればゴミは減る(実際は除染と同じで減っているのではなく移動)とか家庭ゴミの収集を有料化して減らすとかに似た政策である。勿論プラゴミ削減のシンボリックな措置としての評価はあるがそこは利便性との兼ね合いである。一度法律(容器包装リサイクル法)で有料化になると決して元の無償に戻ることはない。コロナのようにあれやこれやと理由を探して元には戻さないだろうから。