太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

証人喚問が終わって

2018-03-27 16:44:34 | 社会観察

今日は朝から天気も良く近所の桜も満開になったのに1日中、家でTVを見てしまった。森友問題での佐川氏の国会での証人喚問である。意外なことに結構民放も中継した。結果は想定内だったが50回くらい刑事訴追の可能性を挙げて証言拒否があり結局何も分からなかった。質問側の資質やら粗が目立ったが各党がどのように質問者を選んだか甚だ疑問である。トップバッターの丸川女史には呆れるやら可哀そうやら、総理や官邸および夫人が本件に関与していないですよね、と誘導して関与はありませんという答弁を引き出すことだけに終始した。事前にそういう役割が与えられたのだろうが、才媛と呼ばれていたのに気の毒である。与党は政権の関与が無かったことを引きだすだけが目的で改竄や値引取引についての追及は極甘だった。

野党も細切れ質問ばかりで、2の矢3の矢を放ち追い詰めて行く時間は無かった。証言拒否の多さから何も新しいことは無かったが、どんな質問を拒否したかによって何を隠そうとしているかは浮き彫りにされた。感心したのは、土地取引については前任の理財局長時代の事なのに何故それを庇うのかといったような質問の時佐川氏は、理財局長という立場で物を言うのが役人であって、決して前任とかの人の問題にはしないと言う主旨の答えだった。言い変えれば仕事の連綿性が重要で、前政権の時にはとかの逃げを打たないのである。役人の辛さが垣間見えた。まあこれで今後の国会で与党は、偽証罪を問われる証人喚問で政権の関与が無かったことが明らかになったので後は大阪地検に委ねる、で逃げ切れるだろう。

果たしてそうだろうか。地検の捜査結果に続いて多分籠池さんも出て来る。多少の波風は立つだろう。理財局は改竄したことを認めているのなら何故行き過ぎた忖度があったことまで言って終止符を打たないのかも不思議である。忖度では済まない何かがあるのだろうか。証言拒否は問題を長引かせるだけと思うが。明日は桜でも見に出掛けよう。エリートでないだけに気楽である。