ゆっくりかえろう

散歩と料理

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名古屋味噌の定食

2013-05-04 | ランチ
 昼は定食や 夜は居酒屋です

 赤味噌を使い分けてあります

 鯖の煮つけと土手煮のどちらも赤味噌

 昼のランチは 小皿大皿合わせて 好きなもの2品頼めるので 選べるおかずは多いです。

 味噌好きな人 どうですか?

 

天狗風 霊験お初捕物控 2

2013-05-04 | 読書
 宮部みゆき氏著
 オカルト捕り物帖という新しいジャンル。前作短編 迷い鳩と騒ぐ刀に続き
 長編震える岩そして四作目がこの天狗風
 650ページあまりの長編は 内容の割には 薄いかなと感じました。

 テーマは神隠しのお話なのですが オカルト部分と推理部分で全く離れており
 妖怪の犯人と 推理部分は心を病んだ男の犯人の両方立てで お話は展開します

 出だしが面白くワクワクさせてくれるのですが 中がすこし停滞して 最後の100ページ
 位でまた活発に動きます

 宮部作品ですからできはいいのですが せっかちな私などは もう少し速い展開が
 好きなので つい愚痴をもらしてしまいます

 とはいうものの 変に話をこね回すことなく 素直なストーリー展開は正攻法の
 よい部分です。

 四作目を読んでいて思ったのですが 家の食堂を手伝っているお初さん(主人公)
 ですが お奉行様のお言い付けとはいえ そんなに頻繁に出歩いて 家の仕事に
 支障は出ないのだろうかと すこし心配が出ました

 その動機はいつも同じで 突然の霊視体験と 実際の現実の事件をつなぐ いわれつきの
 品物(この作品の場合は着物)から始まります

 新しいキャラクター 喋る猫は今回限りらしく 最後には何処かへ行ってしまい
 残念ですが キャラクターに頼らず あくまでもストーリーで押してゆこうという
 作者の意気込みを感じます

 題名の天狗風ですが 宮部さんの解釈で あの赤い鼻の天狗さんは出てきません
 この辺が滑稽話に話を持っていかない 宮部作品の特徴であり生真面目さになって
 現れているのかもしれません

 長い話で最後の締めくくりが あっさりしすぎていて やや肩透かし気味ですが
 中にはこういうエピローグがあってもいいのかな