ゆっくりかえろう

散歩と料理

ブログ中の画像・文章の無断使用を禁じます。

ヨシモト新喜劇みたいな食堂

2013-05-08 | ランチ
 雰囲気が好きでたまに行きます

 見た目とてもきれいとは言えず 一人じゃないと行きませんが 衛生に問題がある

 とかじゃなく 古いだけなのですが 確かに友人を連れて行くのは「ちょっと・・・」

 というお店です

 暖簾をくぐるとおばあちゃんが「イラッサいませ~」(そう私には聞こえる)

 「おはようさん」

 ガラスのショーケースにはおかずがびっしり並んでいます

 煮物 玉子焼き 焼き魚 漬物 煮物  etc

 ワタシはたいてい おかずにマグロのすき身を選びます

 それと味噌汁と今日は大めし(半分お持ち帰り) 

 刺身を選ぶと すぐ醤油皿を選んでくれるのですが 黙っていると

 醤油皿に〇の素を山ほどいれて持ってきてくれます

 私は苦手なので(舌の奥が痺れる)

 「〇の素、」いれんといてや~」と頼むのですが 時すでに遅し

 雪のように積もった皿を持った老女が にたぁと笑うのを見て がっかりするのでした

 皿を変えてもらい 仕切りなおし

 ご飯と味噌汁を受け取ります

 皿に改めてテーブルにある醤油を落とし よそ見していると

 おばあちゃんが音もなく近づいてきて また醤油皿に〇の素を大量に降りかけてきました

 「ひつ!」私は驚いて のけぞります



 --オバアめ ボケとんのか 耳が聞こえないから 理解してないのか

 一瞬にして健忘症になるのか ニワトリの生まれ変わり(三歩歩いたら忘れる)なのか

 それとも 新喜劇の誰かの真似かもしれん  う~む   と思いながら


 「ばあちゃん そやかて わたし〇の素苦手やねんてば」

 「お皿かえてくれる?」

 「はいはい わるかったねー」

 おばあさんはおわびとばかりに 皿を差し出し


 そして
  
「すびばせんな~ これサービス」(私にはそう聞こえる)

 よく重石のきいた白菜の漬物をくれます

 「うんありがとう」「えんりょなく貰います」


 〇の素を目の敵にしているんじゃないんですけど 使う限度があります

 メーカーだって使用量を考えて 一度に沢山でないように 容器をつくっているじゃないですか

 どばどば入れるのを見るとげんなりします

 何でも使いすぎ食べすぎは いいことはないのです

 こんなにうま味の濃いマグロの赤身に 醤油以外の何が必要だというのでしょう

 勿論人の好みは其々なので 使うのは勝手ですけど・・・

 ここ朝は もう少し若いおばさん(老女ではない程度)が居られます

 この人も勢いよく粉振りはしますが 一度で止めてくれます


 とにかく面白いです

 雪のように真っ白く粉が積もったお皿を見ると 笑えます

 ご飯大に味噌汁とマグロのすき身で 〆て530円

 安いでっしゃろ? 

 でも場所は教えません

 たしかとなりか反対並びの店は TVに写ったことがあるかも

 ガード下の三軒並びの真ん中のお店です
  


 
 

路面電車に乗って

2013-05-08 | さんぽ
チンチン電車に乗って堺をめぐります

有名な食堂を訪ねて チンチン電車に乗って堺まで行きました

大和川の手前の電車区の駅で乗り換えます



いい雰囲気の電車でしょ?内装は木で 真鍮の手すりとか素晴らしいものです

ガラスがいい雰囲気です

てっちゃん(鉄道マニア)に混じって 写真を撮ります

私はてっちゃんじゃないので 彼らも一緒に風景に納めます

みんな車両のことに詳しくて 聞いてて面白いです

私はなぁ~にもわかりません



ゲコ亭につきました 店の辺りはいいにおいが漂います

お店の中は満員で 昼前だというのに どんどん人が入って並んでいます

店内は込んでいますが お客さんは一定のルールを守り大人しく整列しています

ちょっといつもの大阪らしくないので笑ってしまいました

昼前だというのに 売り切れてしまい ここで店じまいです

今日は3時間だけの開店のようです 人気の程が知れます

お腹が膨れたので すこし歩きます

町の案内板を見て 利休の遺跡を見に行きます

天下人にただ一人 芸術で立ち向かった利休

秀吉は利休さんが恐ろしかったのかもしれません




利休の井戸の近くには 明治の女流歌人 与謝野晶子の生家跡がありました

この方も反骨の人 堺はこんな人が多いですね





日差しがきつくなったので 日陰を求めて裏通りへまわると 電車道の裏側こそが

人の歩くおもて道でした。

2へ続く