梅と桜の合間 忘れがたきこれあり
紫煙わき 天高くいずこへと立ち昇る
独り残されるは 寂寥のみあり
往くも戻るもみち難し
足を止め ただ天を仰ぎ見ゆ
蒼霜立つとも 春近し
いずこよりかの薫りに そを知る
紫煙わき 天高くいずこへと立ち昇る
独り残されるは 寂寥のみあり
往くも戻るもみち難し
足を止め ただ天を仰ぎ見ゆ
蒼霜立つとも 春近し
いずこよりかの薫りに そを知る
丹波元氏著
一般に関西人と呼ばれる人達ですが 地域性があり その違いを
歴史 文化 思考や暮らしなど 明確に分けて分析した本
作者が大阪人だからか 大阪人には辛く 京都人には 気を使っているように感じられます
他地域の人には分かり難いことも これを読めばだいたいは
解るような明快な分析で 解説書として素晴らしいと思います
ただ そんなことは考えずに エッセイとして楽しめます。
大阪や京都の人の解説 解析をした本は沢山ありますが
他より一歩突っ込んだ分かり易い姿勢が 面白さを加えています。
この地域の人が読めば ああ あるあると 思い当たる節があって
感心するかもしれません