ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ・ミュンスターへ

2015-04-12 23:44:34 | 日記
2013年8月、ドイツに入って4日目です。ケルンからミュンスターに移動しました。

列車はIC131、途中での停車駅名も読み取れます。先日発生したgermanwingsの墜落した飛行機の目的地だったヂュッセルドルフの名称も見れます。

出発を待つケルン中央駅の3番ホーム。


入線してきたIC131です。


途中で停車したヂュッセルドルフ駅、ノルトライン・ヴェストファーレン州(NRW)の州都ですが、立ち寄ることはしませんでした。


2番目の目的地だったミュンスターです。環境先進都市の一つとしても有名。学生の街でもあり、自転車の利用度は相当高く、駐輪場の整備や、道路の自転車走行レーンの確保なども先進的です。後から聞いたことですが、ドイツ国内でも一番整備されていると聞きました。

(駅構内)

(市中風景)


中央駅の前です。ガラス張りの建物は駐輪場ですが、周囲にもあふれています。


自転車専用道です。


市中、ビルの窓には花が綺麗に飾られています。

(学生風ですね)
(こんなバスも)

旧市街地周辺の光景です。


旧市庁舎、30年戦争が終結した1648年、ここで国際平和条約が締結されました。ヴェストファーレン条約・・・聞いたことありますよね。






(ゴミ収集車)



昼食をいただいた店、名前は「北海」の意味です。シーフードのサンドイッチをいただきました。

(平和条約締結の平和の間、旧市庁舎内)








自転車用レーンは広いです。


(市中にある駐輪場)





自転車があふれ気味?



夕食はホテルで、シュニッツェル(豚カツのようなもの)はフライパンにのせられて出てきました。ドイツの名物料理の一つです。

この街を訪問先に選んだのは、中規模都市(人口約28万人)であること、また、自転車利用の比率が非常に高いと言う特長があることでした。人口のおよそ20%が学生であることも、それを後押ししているのかも知れません。

また、現地で知ったことですが、第二次世界大戦でこの街も空爆で破壊されたそうですが、修復にあたっては、使える材料は極力もとの材料をそのまま使い、デザインは以前の形を踏襲したそうです。

石畳が多いことも含めて、街作りにはこだわりを感じました。他の地方都市等でも共通していたのは、旧市街地と呼んでいる区域は、きっちりと歴史を感じさせるものをキープしています。

ドイツ・ジーゲンの街並み

2015-04-11 22:07:03 | 日記
フロイデンベルクへの中継点でもあるジーゲン(Siegen)の街並みです。列車の時刻には余裕があったので散策してみました。


あちらこちらに「花」が飾られています。


工事中の場所が多かったです。整備されたあとも見てみたいのですが、難しいでしょうね。


こうした街のミニチュア(ブロンズ製)は、あちらこちらの街で見かけました。特に旧市街地を表現しているものが多かったと思います。






このブロンズ像には感心しました。遊歩道の真ん中に設置されています。


こうした感じのショーウィンドウもしばしば見かけました。






雨がぱらついてきましたので、この後は駅に向かい、列車でケルンに戻りました。

地方都市の一つなのですが、守るべきを守っている印象でした。石畳が多いことや、電柱・架空電線がほとんどないことも共通的です。景観を重視しているのでしょう。

BTW、今日は2015年4月11日(土)、数日前の報道で気になったことの一つです。最高裁が一審・二審の判決を破棄して判断を示したもので、10年ぐらい前の事故に関するものです。小学校の校庭でサッカー(?)のようにボールを蹴っていたものが、誤って校外に飛び出し、通行中だった老人に当たって、その後、死亡に至ったというものでした。一審・二審ともに、子供の親の監督責任を認めて、高額の損害賠償を課したものですが、最高裁はそれを翻した結果になっています。

私が驚いたのは、そもそも一審・二審で親の監督責任を認めているという点です。校庭でボール蹴りをするのは当然のごとくあり得ることでしょう。場合によっては、校外へ飛び出すことはあり得ます。それはサッカーボールに限らず、野球やテニスボール等でも可能性としてはあります。そうした恐れがもともとある中で、親の監督責任があるから(民法)との理由で出していた判決のようですが、どう考えても無理があるように聞こえます。

それよりも、校庭の管理を行うべき学校や、それを所轄する監督官庁に不足する点があったのではないでしょうか。しかし、仮にネットを張るにしても限界があるでしょうし、発生した後に問題点を追及することは大切(再発防止の意味で)でしょうが、事前対策には限界があることでしょう。

そうしたことを考慮すると、親に責任があったとする民法に基づく判断は、何か違っていませんでしたか? と聞きたくなります。法律の文章の表面のみを解釈していませんか? それで裁判官が務まるのですか? 本質を見抜いていますか? そんなことで社会正義が守られますか? 罪なき人を苦しめる結果になっていませんか?

最高裁で翻ったから良かったものの、一審・二審(高裁)での判断がこうだったことに、私は驚きを禁じ得ませんでした。

もちろん、事故で亡くなられた方は残念でならないでしょうが、こうした方への救済については、公的な救済機関が手を差し伸べるべきでしょう。

神社仏閣等に油のようなものをかける犯罪も起こっているようです。エッと驚いてしまうようなことがしばしば発生していますが、残念でなりません。埼玉県の私立高校生のサッカー部員が集団で、韓国で、親善試合の訪韓で、万引きをしたそうですね。一部の報道機関には高校の実名も出ています。出て当然と思います。高校3年生は17・18歳、選挙権も与えられる・・・とされている年代ではないですか。

総じて、こんな社会に何故なってしまっているのでしょうか。もちろん、世間を騒がしているのは、ほんの一部の人間かも知れませんが、あまりにも程度が低すぎるのではないかと思いたくなります。

堅苦しい教育が良いとは思いませんが、人の痛みや、相手の気持ちも察することのできる、暖かい心の持ち主になれる経験を積んでもらいたいと思います。逆にそうしたことを阻害する要因が多い・・・と言うことでしょうか。

ドイツ・フロイデンベルクとジーゲンの街

2015-04-10 19:16:45 | 日記
2013年8月、ドイツ入りして3日目、ケルンからの日帰り旅行で、木組みの家群で有名なフロイデンベルクの街を訪ねました。列車でジーゲンへ行き、そこからバスで30分ぐらい、で目的地に着きます。


ケルン中央駅の3番ホームです。ジーゲン行きの列車が表示されています。


ホームにある案内表示。時刻と行先、それとプラットホーム番号が表示されていてわかりやすいものでした。


これはジーゲンに向う列車内の様子、綺麗です。


こちらは、ジーゲンで飛び乗ったバスの内部です。


バスから。フロイデンベルクやフランクフルト、ケルンなどの文字が道路標識に見れます。

ここからは、木組みの家群のショットを見て下さい。ドイツ内でも珍しいものです。














これは街の中央を走るメインストリートにあるバス停です。


こちらは、昼食をいただいたパン屋さん兼カフェです。



昼食後に再び木組みの家群内を散策。








こちらは、新しい住宅・店舗のエリアのようです。




この黄色いBOXは手動式信号機切り替え用です。軽くタッチします。

ジーゲンの街に戻りました。駅前の様子です。

これはトイレ、有料です。ほとんど。



駅舎です。


駅から街中をショット。

ジーゲンの様子については次回に掲載したいと思います。

BTW(By the way)・・・ところで、今日は2015年4月10日、日本の各地で県議会・市議会等の議員選挙が迫っています。いくつか思うことがありますが、驚いたことの一つが福井県の某地方自治体。地元に原発があって再稼動を前提にして手続きを進めているようですが、この立地自治体の地方議員はいずれも原発関係の仕事を受注している企業に関係しているそうです。ということで、再稼動に反対することはあり得ないみたいです。

生活するためには手段を選ばない。まるで、人様に迷惑をかけてでもお構いなし・・・。全く、正常な判断ができない人たちです。自分たちさえ良ければいいと言う、幼い子供ですら判断できそうなことができない人たちのようです。実に、なげかわしいことです。

福島の現実を正視しているのでしょうか。自分たちの子供たち・子孫たちに責任が負えるとでも考えているのでしょうか。こんなレベルの議員や街の名士であるのなら、即刻、看板を降ろすべきです。また、こうした人たちを担いでいる地元の人々も恥を知るべきです。

地元のみならず、周辺の市町村や半径100km以遠であっても、影響を及ぼす恐れがあることを知らない筈はなく、承知でやっていることなので、犯罪そのものと同一視されても、やむをえないのではないでしょうか。

仮に、生活する術が「ない」と言うのであれば、だからこそ、違う道を模索すべきであって、皆の知恵や努力で切り開くべきものではありませんか。50基も保有する原発大国日本は、世界にも、地球にも多大な・取り返しのつかない被害を及ぼす恐れがあるのです。いや、今現在、福島第一からの汚染水の漏れは現実に収まっていないではありませんか。

やっていいこと・悪いこと。判断できる人間でありたいものです。


ドイツ・ケルンの2日目

2015-04-05 18:46:41 | 日記
2013年8月、ケルンの2日目の様子です。先ずは、ケルン大聖堂に入ります。



近くの博物館(複数)を見てまわりました。






ライン川に近い市街地を散策しました。



ライン川にかかる橋梁の上です。


ライン川を渡った対岸から望むケルン大聖堂です。

この日は大聖堂のまわりで、ローラーブレードの集団を見かけました。すでにその内容は伝えていますので省略します。しかし、ドイツに入って2日目のことでしたが、たくさんの印象的な光景を見ることになりました。旅の醍醐味ですね。

さて、今日は2015年4月5日(日)。私はクリスチャンではありませんが、イースター(Easter)です。キリストが復活した日を祝う意味合いだそうです。

数日前、アイルランド(イギリスの西側)に留学中の知り合いのポーランドの娘(こ)からe-mailが届きました。9ヶ月ぶりに母国のポーランドに一時帰国するそうです。それはイースターの休日に合わせたもので、久しぶりに兄弟たちも集うと言っています。日本で言う盆休みに近い感覚なのかも知れません。

下の写真は、ドイツのニュースサイト(DW-DE)に掲載されたものです。イースター・エッグやイースター・バニー(ラビット)と呼ばれているものです。国や宗派等によって様々のようです。




宗教も大切なものの一つでしょうが、互に寛容性のあるものであって欲しいと切に願うものです。排他的であっては平和は訪れないでしょう。

ドイツ・笑い声は消えた・・・。

2015-04-02 22:23:11 | 日記
今日は2015年4月2日、germanwingsの事件に巻き込まれた街の一つハルターン アム ゼーは悲しみに包まれています。

ここにある高校の生徒16人と若き女性教師2名、合わせて18人の命が奪われました。報道によると、ドイツのみならず、EUや世界各地からの報道陣が何百人と、この街に押し寄せているようです。

「At our school, all laughter has perished.」 この学校では、いや、この街では笑い声は消え去っていると表現されています。

(祈りのキャンドル)

(過熱気味の報道陣)
(高校での記者会見)

突然奪われた命に、掛ける言葉もありません。無念でしょう。










人々が声にする言葉は、唯一・・・「何故?」です。


(注: 写真、報道内容等は主にDW-DEで伝えられているものです。)