ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ、初日のビールは”ケルシュ”

2015-03-21 22:49:10 | 日記
2013年8月、ケルンでの1日目の続きです。ケルン大聖堂の周りは、夕方に向ってさらに人は増えていました。


大聖堂の正面付近です。


大聖堂を南側から写しています。被写体が大きすぎておさまりません。


何かのグループでしょう。何人かは瓶ビールを飲みながら話し込んでいます。日本ではあまり見かけない光景でしたが、悪くはない印象でした。私も喉が渇いていたので、夕食の場所を探しながら散策を続けました。早くケルンのビール「ケルシュ」が飲みたい~!


ということで、綺麗なレストランをみつけて入りました。先ずはケルシュをオーダー、ドイツに入って最初のビールでしたが、実に美味しかったですね。


ドイツは初訪問で、且つ、今日は初日であることを店長に伝えて、お薦め料理を出してもらいました。ビールは2杯目です。


旅行者とは思えないおばさんも一人で食事のようです。近所の方でしょうか。


店員が、そのおばさんに話しかけていたので、なじみのお客さんのようです。


最後はコーヒー。

以前のブログにも綴っていますが、この店はオーガニック素材の店です。マッシュルームやチーズも自家製であると教えてくれました。この店でもそうでしたが、英語が不自由なく使えます。(私はペラペラではありませんが・・・)


思い起こせば、2012年のデンマーク滞在や、2013年のドイツ滞在も含めて、そのころは「テロ」の危険や心配はありませんでした。それに比べると、2015年に入ってパリやベルギー、デンマークで、そして2・3日前にはEUではありませんが、地中海に面するアフリカのチュニジアでもテロ事件が発生しています。(他にもあるようですが)

何時の時代にも、ごく一部には過激な思想に走る人はいるのでしょう。しかし、昨今、と言うより、近年は、若者達がインターネットなどの情報を元に、のめりこんでしまって行く傾向があるように聞こえてきます。

つい最近、イギリスの3人の若い女の子がシリア方面に向ったとのニュースがありましたね。それぞれに悩みか家庭での問題も持っていたようです。そうした課題を抱える若者は世界中にいるでしょう。日本然りです。

そのはけ口(?)を求めてイジメに走ったり、さらには残虐な殺人行為を引き起こした18歳(+17歳の二人)もいます。はたまた、過激な考えを持つ団体にはまりこむケースもあるようです。

それぞれに、シチュエーションは違っているのでしょうが、根本的な原因のひとつとして、社会や周囲との疎外・非融和、しいては本当の意味の友人関係や、基本となる家族関係そのものに欠落しているものがあるのではないかと思ってしまいます。

例えば、ITは便利なものですが、その使い方や限度を誤れば、何かが欠落したかのような人格が形成される恐れもあり、対人関係をうまく構築できないようなことになりかねないと危惧します。

だからと言って、まじめな話や堅いことばかりを言っているのであれば息が詰まるでしょうから、楽しみや気分転換も必須でしょう。しかし、ある程度バランスの取れた過ごし方が、質的にも時間的にも必要なのではないでしょうか。そうした環境をそれぞれの地域社会・家庭などで形成できているのでしょうか。

無機質な世界にばかり入り込むのではなく、他人(ひと)の痛みや気持ちもわかり、そして、自分自身のそれについても周囲に理解者が存在するのであれば、危険な世界に足をつっこむことも少なくなるのではないか・・・とも感じます。

それにしても、社会をリードすべき代表的な人々は、次世代を担う子供たちの手本になっているのでしょうか。

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