ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

アイルランド発: ヒースロー空港(ロンドン)もテロ警戒・・・

2016-07-03 18:23:10 | 日記
2016年7月3日(Sun.) バングラディシュでの惨劇は、非常に残念な結果を伝えています。ダッカでは二日間の喪に服す旨の報道も目にしました。 意に反して亡くなられた方々の無念さに思いやりつつ、ご冥福を祈るばかりです・・・。

さて、それも醒めやらぬ中で、アイルランドのサイトからは、ヒースロー空港(ロンドン)にテロの脅威が高まっているとの情報があるようです。 (ニュースソース: The Journal.ie 7月2日発 )

<原文の一部>
'Terror threat' made against Heathrow airport
The warning reportedly said there will be “a device placed in either Heathrow, LAX or JFK” airport.



A BRITISH MINISTER has called for members of the public to be cautious after a terror threat was allegedly made against Heathrow Airport.

Non-governmental counterterrorism organisation Site Intelligence Group has warned of a threat being made by a “pro-Islamic State Twitter account” against planes flying from Heathrow to the US this weekend.

The warning reportedly said there will be “a device placed in either Heathrow, LAX or JFK” airport.

Extra people are expected to pass through American airports this weekend as Monday, 4 July, marks Independence Day in the US.

Transport minister Lord Tariq Ahmad has called for the British public to be cautious, but said all necessary steps are being taken to ensure people’s safety.

The Guardian quotes him as saying: “We all need to be vigilant to the global threat of terrorism – in the UK we keep all aspects of aviation security under constant review and work closely with our international partners to mitigate risks.

(抜粋)2日夜の情報です。ヒースロー空港にテロの恐れがある確かな情報があるようです。当局は一般市民に対しても一定の警戒を呼びかけています。

情報によると、ヒースロー空港からUSAに向かう飛行機に対するものであることも伝えています。LAXはロサンゼルス国際空港で、JFKはニューヨークのそれです。

また、月曜日の7月4日はUSAの独立記念日であるため、この催しにターゲットを合わせている恐れも指摘しています。



ヒースロー空港はロンドンの西方に位置しています。(出典: Google Earth )





1776年7月4日がその日ですが、それが標的にされる恐れも低くはないのかも知れません。常からの備えはしつつも、テロには屈しない強い気持ちも持ちたいものです。

一方で、武力のみによるテロ組織への打撃を狙う方法では、報復の連鎖を招くことにもなり、泥沼に入り込み解決が遠のく恐れもあるのではないでしょうか。 また、まるで洗脳されているかのような彼らは、自らの行動の正当性を疑っていない可能性もありますので、誰がどのように諭しても理解しないのかも知れません。

唯一の可能性は、当の宗教指導者たちが、その過激で間違いがあることを「身内で」説得することではないでしょうか。仮に、異教徒としての指導者たちが正論を述べたとしても、一神教であったり、排他的であったりすれば、最初から聞く耳持たぬ姿勢であると想像できますので、同じ宗教の中の指導者たちが、唯一の可能性を有しているのではないかと思います。

従って、世界の各国ができることの一つに、こうした方面からのチャネルを開き、粘り強く交渉し、宗教指導者が宣言(繰り返し)するような活動に持ち込む必要があるのではないでしょうか。

政府関係者の繰り返す「非難します」「屈しない」だけでは、前進に乏しいと感じています・・・。 真の外交力を高める努力をするべきでしょうし、少なくとも、緊張を高める方向に走るのは愚行ではないかと考えています(最低限の備えの必要性はあるのでしょうが)。



尚、冒頭の記事は、ヒースロー空港やLAXとJFKだけが名称的に登場していますが、これらの情報が陽動作戦だと仮定すると、USAに向う便全てに危険が迫っているかも知れないと解釈するのが賢明なのではないでしょうか。 つまり、日本からの便も含む・・・かも知れません。


*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。




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