ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ・ラーデン近くの風車(Wehe)

2015-06-22 17:12:30 | 日記
2013年9月中旬の日曜日、ラーデンの街は2日間のフェスティバルで賑わっていました。街の中心通りは車をシャットアウトして遊歩道にしています。人口6千人の街とはいえメインの通りを遮断してしまうとは思い切ったことをしています。詳しいレポートは以前のブログでも紹介していますのでそちらを探してみて下さい。
(フェスティバルの様子)



この日の午後、相棒のポーランド人の娘(こ)とサイクリングに出かけました。Wehe(ヴェーヘ)と言う近くの街に風車があるらしいとの情報で見に行くことにしました。

おおよその方角はわかっていましたがルートは不明、道路標識を頼りに走ることになります。距離は片道で約10kmぐらいですが、回り道して行くことにしたので往きは15kmぐらいの道のりになりそうです。

歩道がサイクリング用の道路にもなっていて段差もないように作られているので、そこを走行します。北部ドイツは全般にほぼ平地なのでサイクリングやローラーブレードなどには適した場所と言えるでしょう。途中の2~3ヶ所で分岐点があって迷いましたが、方角を頼りにして無事に目的地にたどり着きました。約1時間ぐらいです。



Weheの街中にあった小さな公園です。小さくても綺麗に整備されています。全般的に手入れが行き届いていて、道路も家々も庭も同様です。日本との違いも感じる点の一つです。

以下は風車です。ドイツで見る二つ目の風車で形も違っていましたが、使われてはいないようでした。正確な寸法はわかりませんが、風車の屋根の高さで10mは超えていると思われます(かなり大きいものです)。













石臼のようです。


まるでチェーンソーアートのように見えましたが、意味するところはわかりません。





風車の側には牧場があって黒い牛が2頭いました。近くの草を手にとって電柵内に投げ込むジェスチャーをすると、目ざとくそれをみつけてこちらのほうに小走りにやってきてくれました。初対面なのですがなついていて、手にした草を直接食べてくれました。大きな舌で巻き取るように口に運ぶ姿は、1年前のデンマークの牧場で体験した「ふれあい」と同じものを感じ取りました。(牛は賢いし、可愛いものだなと感じます。)




古くからあるものを大切にしながら、新しいものも取り入れている印象があります。小さな街、農耕地が隣接していて、人口減少(過疎)の問題もない状態で、そして小さな子供からお年寄りまで、さらには、ハンディキャップを持った人も同じ地域で暮らし続ける・・・。(但し、大学だけは地元にはないので他の都市に行くことになるのでしょう。) 基本的に、地域で持続可能な経済圏・生活圏を確立しているような感じに見えます。一極集中的な流れに見えてしまう日本との大きな違いを感じる側面です。

貨幣経済の中においては「お金」は大切なものですが、それが最優先ではないでしょう。それよりも優先しなければならない大切なものがいくつもあるのでしょうね。


安倍政権が強行しようとしている各種の政策には誤りが多いと感じています。金儲けのためには原発さえも輸出しようとし、福島を省みず再稼動を推し進める・・・。さらには違憲と考えられる安保関連法案・・・、過去の歴史の悪しき部分をそのまま踏もうとしている愚かさ。そして、見え見えの本音を語らず、一方で「丁寧に説明して行きます」と言う矛盾。こんなレベルの低い政権は全く価値がないのと同然ではありませんか。

株価が以前よりは上昇している!?・・・、しかし、実態経済は好転しているのでしょうか? いわば、以前のバブルと同様ではありませんか。金融緩和による円安誘導で一部の輸出企業は潤っていることも事実でしょうが、あくまで金融政策によるもので砂上の楼閣に等しい。為替相場などは年間で±15%は動くもの(昔から)、従って、地に足がついたものではないでしょう。

国民が真に求めているものと安倍政権が推し進めている内容は、多くの点で違い過ぎるのです。勝手な政策を推し進める安倍政権は早々に退場すべきです。また、これに同調しているかのような大手マスコミもあるようですが、全く信じられません。


ところで、ここ2週間はプライベート事項への対処でブログもフェイスブックもフォローできませんでした。毎日4時間ほどのドライブも必要だったので生活のリズムも狂っていましたが、この土日で復活!! これで従前のペースに近い形でアップ(UP)できるだろうと思います。

もう一つ、今日は夏至、2012年に滞在したデンマークでは、毎年6月23日に「夏至祭り」を行っています(滞在した地域では)。今年も実施されるんだろうな・・・と思いを馳せています。



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